『魔王』第10話

弟にも妻にも選ばれなかった典良さんかわいそすぎる・・・・・・。これまでずっと不仲な弟と父親の間を必死で取り持ってきたんだろうし、自分を認めようとしない父親にも事故だろうがなんだろうが死傷沙汰起こしたくせに好き勝手やってる弟にも不満だっていっぱいあったと思うのよ。それでもいい息子であり続けたのは芹沢家のためだろうし、ずっと優しい兄として直人の味方で居続けたのは弟が好きだからだろうし、それこそ何があっても最後に頼るのは(頼れるのは)家族の絆だって思ってきたんだと思うのよ。それなのにあれだもんなぁ・・・・・・・・・。これで典良さんは殺人犯として何年間か服役することになるだろうし、社会からも抹殺されるわけじゃない。しかも夫がこんなことになった以上、麻里さんはさっさと離婚して自分をあそこまで想ってくれてた葛西の元へ走るでしょ、絶対。守りたかったものを全て失うことになるんだもんね。心底気の毒だと思ったわ。

葛西は超絶オットコマエでした。


というわけで、わたしにとってのメインだった麻里さんを巡るもろもろのゴタゴタは典良さんの逮捕という結末を迎えたことでわたしの魔王は最終回を前にして終わったなという感じなわけで、あとは成瀬と直人が一対一で思う存分やりあえばいいんじゃないかな?ぐらいのスタンスのくせに文句言うのもアレなのですが・・・直人に対して「もう許されてると思います」と言ったり成瀬に「あなたはみんなに愛されるべき人です」と言ったり、しおりは一体何様のつもりなんですかね??なんでそんな大それたことをあなたが言えるの?あなたはマリア様にでもなったつもりなの?と思った。
つーか警察が典良さんの逮捕状取ったのって結局山野が撮った写真と万年筆からしおりが読み取った記憶で・・・なの?あの写真に日付入ってなかったように見えたから別の日だって言えばそれ以上突っ込めないと思うし、サイコメトリーだってあれさすがに正式に認められた能力じゃないだろう。この期に及んでそこに疑問を抱くだけ無駄だってのは分かってるんだけどさ、こと典良さんのこととなるとやっぱり気になっちゃうわけよ。