『風魔の小次郎』其ノ十三 あばよ! 風の中への巻

予想通り、最終回に霧風様の出番はほぼありませんでした。ゆらゆらと突っ立ってただけでしたw。
OPが“流星ロケット”ではなく“永遠の刹那”で、食卓シーンや死んでいった風魔の仲間たちの映像が流れるのを見てて、ほんと感慨深かった。原作は知らないしキャストの写真が公開された時には若手イケメンがいっぱいでるって謳い文句のわりにはさほどイケメンいねーじゃーか!!なんて思ったぐらいで正直そんなに期待してはいなかったんだけど、最終回を迎えた今となっては風魔も夜叉も全員大好き、姫子も蘭子さんも夜叉姫も、柔道部の人たちも将棋部の人たちもみんなみんなだいすきだー!って心から思えるし、何度も何度も見たから流れるシーン全てが記憶に残ってるんだよね。
小次郎と武蔵の一対一での戦いの場に現れたえりなの魂。えりなはお兄ちゃんと小次郎が戦っていることを知ってた・・・のか?もしもそうだったんだとしたら、あんな小っちゃい身体で壮絶な人生を送ったんだな、えりなは・・・。
戦いを終え、風魔の里に帰る小次郎たちを見送る姫子と蘭子さん。「俺たちはいつでも風魔の里にいる。逃げやしないさ」という竜魔の言葉の奥には蘭子さんの気持ちからも逃げないって意味もあったんじゃないかなぁ。そして「これは記念に貰っとくよ」と竜魔の眼帯に手を伸ばしてスッと奪った蘭子さんの言葉と行動は、竜魔の戦いを間近で見て今の自分ではまだ竜魔の隣に立つことは早過ぎる、もっと成長していつかこの眼帯を持って竜魔に会いに風魔の里へ行こうって、そういう気持ちなのかなぁなんて思った。
反対にどうして行っちゃうのよー!と半泣きで駄々こねる姫子に対し、小次郎は明るくカラッといつもみたく軽口叩いてなんでもないことのように別れを告げる。でも姫子に背を向けた瞬間号泣寸前w。すごい顔www。
竜魔「あいつは、人の懐にあんなにも飛び込んで世の中を変えていく。風魔の小次郎、あいつは、新しい形の忍びになるかもしれません」
霧風様「それでは」
小龍「我々は」
劉鵬「風魔の里に、戻ります」
風魔一族がそう言った瞬間、姫子と蘭子さんの間を一陣の風が吹きぬける。思わず目を瞑った二人が再び目を開けるとそこにはもう風魔一族の姿はなかった。強い風に煽られよろめくが、何かに支えられた気がした姫子が振り向くとそこには姫子を支える小次郎の姿が!!!そして姫子のおでこに優しくキッスする小次郎><><><全ては一瞬のことで、我に返った姫子が見たのは走り去る小次郎の背中だった・・・。
ほんとかっこいいなぁ小次郎。最初は山猿状態だったのに、ほんといい男になったよね。
ってか風魔一族走って帰るのかよwwwwwって霧様美!!!!!すんごい美!!!!!!!超絶美神!!!!!!!!!走りながら一人ひとりがアップになるんだけど、霧様の時間が他より長いのはサービスですよね?わたしが一時停止してるからってだけじゃないと思うわw。
最後に流星ロケットに乗せてみんなの名前が流れるの見たらほんとに泣けたよ。思わず曲に合わせて拍手しながら(舞台のクセでw)泣きました。最初に書いたように、始まる前はどんなトンデモドラマになるのかと思ってたんだけど、実際にトンデモドラマだったけどwプライドを持ったトンデモドラマってカッコイイって、愛と情熱ってすごいんだなーってしみじみ思った。作るほうも見るほうも、本気で風魔の小次郎という作品(わたしは知らないけど原作も含めて)に対する愛をもって接したからこそ舞台化の成功も含めてここまで気持ちいい着地が出来たんだと思う。キャストにもスタッフにもどれだけありがとうとお疲れ様を言ってもまだ言い足りない気がします。カッコよくて熱くて燃えてモエる素敵なドラマをありがとう。風魔の小次郎はわたしの中でオールタイムベスト10にランクインしました。霧様と劉鵬兄さんと紫炎さんの素敵さはきっとずっと忘れないわっ!