- 作者: 東直己
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/05/19
- メディア: 単行本
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いわゆる必殺仕事人タイプの作品です。車椅子の人間というのは現場にいても盲点になるというちょっとした皮肉雑じりの設定がちょっと面白いですが、話は定番。でも背後にいる(依頼の経路)のが国家組織となるとさすがに笑ってしまいます。いつもほど激しい警察批判描写はありませんが、特別書く必要がなさそうなところであくびをするような感覚で警察の腐敗をさらっと入れたりするところに相変わらずのアンチ警察魂(笑)をみました。
ものすごい美人でスタイルがいい(この設定が既に・・・)篤子に宮崎のことを「センセ」と呼ばせ、自宅だけならまだしも(それでもちょっとオカシイと思うけど)旅行先のホテルでも篤子を全裸で生活させたがるあたりに親父特有の欲望というかロマンを感じました。夢を見るのは自由ですが、センセと篤子のラブは進行しようがしまいが心からどうでもいいです・・・。
宮崎の病気をググっても出てこなかったんだけど、これは架空の病気ですよね?