『のだめカンタービレ』Lesson8

R☆Sオケの演奏シーンが予想以上の迫力でちょっと感動してしまった。これまでの演奏シーンよりも、ドゥーン先生を始め、佐久間やのだめ、Sオケメンバーなどなど観客の表情を多用したせいか、このオケは凄い!という空気がビシビシ伝わってきたのもすごく良かったと思う。くろきんのオーボエソロではホンワリとした心地よさに出演者と一緒に思わず身体が揺れてしまったし(くろきんが登場するときにオケのメンバーがドンドン足音立てなかったのと「君は聞いていてくれてるだろうか・・・僕のオーボエを・・・」がなかったのが残念)、汗だらっだらかきながら、むしろかきすぎなほどかきながら力強く指揮する千秋さまのお姿にはちょっと胸をうたれました。一瞬顔が崩れた時があったけど、それも含めてあの瞬間を迎えるために千秋さまが白目むいてお風呂で溺れてまでwww没頭した努力の跡を思うと、自然と身体がカーッと熱くなった。あ、ヘンな意味ではなくてね。千秋さまのモノローグも少なめで、純粋に曲に対する集中力がこれまでで一番だったと思う。真澄ちゃんのティンパニがずれてね?ってことと「歌おう、歓喜の歌を(だったかな)」のタイミングがイマイチだったかなぁ・・・ぐらいで、ほんとフルフルものだった。のだめの表情も、以前の涙とは意味合いが全く違う、感動だけじゃなく千秋の夢や千秋のトラウマ、千秋に遠くへ行って欲しくない自分の気持ち、でもこれだけのオケを作り上げた千秋は海外に行くべきだという純粋な気持ち、そしてこのままの自分では千秋と一緒にいられないというその言葉の意味・・・いろんな感情が入り混じった哀しくて美しい涙だったと思う。あののだめはすっごくいい表情だった。

前半はコメディ多め後半はギャグ一切なしとメリハリ効きまくった回でしたが、今回もハリセンのおなら体操がございまして、もうほんとハリセン好きすぎる。タオル似合いすぎ。あれはマジでDVDの特典でフルバージョンを入れてください。あれ?くろきんはこないだすずらんの鉢植えのだめにあげなかったっけ?もしかしてあれからずーっとすずらんの鉢抱えたままのだめに会える機会を待ってるのですか?・・・な黒木くんにのだめがいかほど変態なのかと訴えるのが真澄ちゃんで、予告を見た時点で分かってはいましたが、なんであれ真澄ちゃんに言わせたのかなぁ・・・。つーか真澄ちゃんがさりげなくダメチームに入ってるのが許せないわっ!真澄ちゃんは本当はものすごく出来る子なのにっ!やっぱり『愛のサウンド・オブ・パーカッション』がなかったことが悔やまれる。スーパーひとしくんにダッシュで向かうのだめを必死で追いかけるくろきん可愛いwww原作通りではあるんだけど、うなぎを買えずにしょんぼりするのだめに「ごめん、手伝えばよかったね・・・」って、ここにくろきんの人の良さが出てるわー。ていうかジャングルジムのてっぺんでリベンジを誓うくろきんwwwあれはもしやあの場所でオーボエを吹いていた・・・・・・ということなのでしょうか・・・。近所迷惑だよくろきん・・・。まさか清良と峰くんのラブホシーンまで出るとは思わなかったので嬉しいビックリでしたが、押コンの重要性というか賞のデカさみたいなものがちょっと伝わってこなかったもんで、清良の消沈→ヤケクソ具合がイマイチだったかな。清良は最初から桃が丘大学のAオケにいた設定なんですよね?てことはドゥーン先生にはどこで師事してたということなんだろうか?そこがちょっと謎。菊池くんのチェロ演奏シーンは遠めからでいいからチョロっと映していただきたかったでございます。ほんと菊池くんはイケメンだよなぁ。原作ではあの眼鏡ボーズがなんでそこまでモテるのか分からないんだけど、ドラマはものっそい説得力。あの顔で眼鏡でチェロだもんなぁ。「ユッコはあたしよ!」ワロス。佐久間が練習場に現れて、チケット売れ売れだよ〜ん!なんたってクラッシックライフ広告載せたから→エェェェェェエ!→れ、練習しよっか! の流れは完璧。『東洋の真っ赤なルビー』を見た清良にウインクかます峰くん超完璧。どうせなら戻ってきた鬼千秋が「ちょっと貸して」とヴァイオリンまでバカウマ!!!で弾きこなしたの見てR☆Sオケメンバービックリ!ってのもやって欲しかったなぁ。コンサートの休憩中に佐久間オンステージをやる寸前、上着のボタンを外して準備万端な佐久間さん素敵です佐久間さん。2回転ターンデター!!!あれ絶対佐久間じゃないんだけどさ、でも佐久間なんだよなぁ。一番ブラボー!を遮られる佐久間さんが大好きです。

千秋のトラウマをのだめが催眠術で治そうとするシーンは原作を越えたと思う。それ以前の、のだめの葛藤も含めて。まぁいくらガードが固いとは言えあらゆる手段を試してみた千秋をド素人ののだめが一番簡単そうな本で勉強したぐらいで治せるわけねーよと思わなくもないんだけど、R☆Sオケの初めてのコンサートを大成功させた余韻もあるだろうし、のだめだからこそガードが緩かったってのもあるだろうし、何よりも千秋の飛行機恐怖症を治してあげたい、もっと広い世界に羽ばたかせてあげたいというのだめの気持ちが千秋を癒した・・・ということを素直に受け入れられた。あのシーンのBGMも良かったし、部屋の青い光もよかったし、目を瞑る千秋さまのお顔は超絶お美しいし、千秋さまの涙は宝石だし、タイマーの音を鳴らさずにエンディングに繋げた演出はほんとうに素晴らしかった。

今回一番モヘだったのはプリンを吸い込む千秋さまでした。

ハリセン嫁かおりが陣釜さんでウヒョーーーーーイ!

えーっと、スマスマで千秋さまことタマキングが「この先はのだめと千秋のラブが云々クリスマスが云々・・・」とおっしゃってまして、ちょっとだけ不安を覚えたのですが・・・。