『14才の母』第8話「二つの命・・・どちらを選ぶ?」

子供産んだことのない女が何言ったってケッ負け犬が!と思われることでしょうが、でも言う。未希に出産の大変さ厳しさを知らしめるために34歳3人目の出産の人を登場させたということなのでしょうが、“本当は働きたかったしお洒落もしたいし恋もしたかった。でもこんな状況じゃ無理。あなた(未希)はいいわね、まだ14才で時間はいっぱいあってなんだって出来るんだから。”この言い草の意図がわかんねー。14才だからといっても、いくら若かろうが可愛かろうが時間がたっぷりあろうが同じ出産を控えた妊婦なわけで、子育てしながら仕事してお洒落して恋をしてなんて出来るわけないってあんたよく知ってるでしょ。そもそも中卒の子持ちに比べたらあんたの方がまだ働き口あるんじゃねーの?お洒落だっていくつになってもしたいと思えばその歳に合ったお洒落はいくらだってできる。まぁほんのちょっと羨んでみただけで、大した意味はないんだろうけど、14才なんだからこの先に明るい未来が待ってる、何でも出来るとまるで賛美するようなことを安易に言うべきではないし、ましてやそれと比べて34歳3人の子持ちだからと自分の人生を投げたようなことまで言わせるのは普通に出産して普通に頑張ってる人に対して失礼なんじゃないかと思った。最初にも書きましたが、あたしは子供産んだことのない、自分の稼ぎは自分の好きなように使いまくってる負け犬女ですから、あんたに何が分かるのよ?って言われたらそれまでですけど。

一輝編集長が尋常ではないボサボサっぷりに突入してらっしゃいました。あれは自分の信念を貫きたい気持ちとガキ共がムカつくことは確かだとしても今自分がしている決して正攻法ではない行為に対する嫌悪感と、どれほど苦境に立たされようが子供を産もうとする未希とそんな未希を守ろうとするあの家族に対するいろんな感情が入り混じって、あのようなむさくるしい外見になっているのだと思う。最初の頃は何の仕事してんだか分からない怪しげ(妖しげともいう)な雰囲気だけど、それでも小綺麗さは保ってたのに、今じゃ明らかにハイエナ系だもん。陣痛の始まった未希の側にたまたま一輝編集長がいたというドラマならではのご都合展開ではございますが、それ見てオロオロする一輝編集長素敵っス!どーせ未希の頑張りを目にして心入れ替えるんだろーけど。下手したら未希とキリちゃんのキューピッドになりそうな勢いだけど。

父親はあれほどのバカ娘であっても「バカ娘なんていうな」と本気で怒ってくれて、母親は、子育ても一段落して、家計を助けるためなのか時間の有効活用なのか何を目的として働いていたのか分かりませんが、主任(でしたよね?)としてそれなりに遣り甲斐と責任を持って働いていたであろう仕事を娘と孫の世話をするために辞めてくれて、もう一人の母親は“息子の為に”ダメになりかけた会社を“息子の将来の為に”守るために土下座してくれてるってのに、「もう会わない」と決めたはずの子供らは普通に電話してますよ。親って辛いわよね・・・。と思ったら。あんな状態の未希を、どこに行っても白い目で見られる未希を、バスに乗る必要があるほど遠くの店まで一人で買い物に行かせてらっしゃいました。それも高級ベビー服屋に・・・。オムツ代とかどうすんの?って諭してたくせに・・・。やっぱバカ親だ。まぁ提供:ファミリアとかそんなことだろうとは思うけど、おじちゃん夫婦あたりがプレゼントしてくれるとかさ、もうちょっとやり方あっただろうに。

来週遂に出産のようですが、まだ残り回数があるということは、その後も描くつもりがあるってことかな。さすがに産む産む詐欺は・・・・・・ないですよね?たまたま今朝、ジャガー横田の赤ちゃんが陣痛が始まってから産まれるまで50時間かかったとかいうニュースを見たもんで、14才という年齢がどうというよりも、志田ちゃんに子供が産めるとはやっぱり思えないよなぁと思った。あの身体で出産に何十時間もかかったらきっと死んじゃうよ。まぁこれはドラマだからそんなにかかるわけないんだけどさ、高齢出産と低年齢出産はきっと全然違う種類の危険なんだろうけど同じ初産なわけで、初産は大変だってよく聞くし、やっぱり14才で出産(というよりも妊娠)するなんて、倫理がどーとかその手の問題は置いといて、よくないことだし、認めるべきじゃないと思う。