『シグナル 長期未解決事件捜査班』第1話

現在にいる坂口健太郎と過去にいる北村一輝がトランシーバーの交信で繋がるというざっくりとした設定しか知らず、一輝パートの「過去」は30年とかそれぐらい前(昭和)の話になるんだと思い込んでたもんで、そんなに昔ではないことにまず驚きました。
初回の主舞台は2010年で、この時点では交番勤務の巡査でしかない主人公が本格的にプロファイリングを学び未解決事件捜査班に加わるのがそれから8年後の2018年だと、犯人・ハセキョーの事件はプロローグのようなもので、2018年になってからが本編ってな構成でいいのかな。
なんか時系列がごちゃごちゃしてて判り難いけど(意図的にそうしてるんだろう)、まず確たることとして1995年に小学生当時の主人公が目撃した誘拐殺人事件があって、2010年にその容疑者である橋本という男の白骨死体が発見されたと。その間に北村一輝が橋本の死体を発見し、「三枝警部補」なる人物とトランシーバーで交信中に何者かに襲われ行方不明になったっぽいと。これが2000年。で、ここが判り難かったんだけど坂口健太郎が廃棄ゴミのなかにあったトランシーバーを手にしたのは2010年なの?2018年なの?。
2010年であれば、4月8日にトランシーバーを拾い聞こえたことを確かめるために廃病院に行ったらほんとに白骨死体発見しちゃって、それは指名手配犯の橋本だったけど主人公が見たのは「女」だったからと強引な手段でそれを公表しそして独自のプロファイリングでもって真犯人は「看護師」と主張しハセキョー逮捕にこぎつけましたと、見えたまんまの流れでいいだろうけど、問題は一輝が「三枝警部補」って言ってたことなのよね。なぜなら主人公が「三枝」だから。
一輝が呼びかけた「三枝警部補」と主人公の「三枝」になんの関係もないってことはないと思うの。三枝という名字はそこまで珍しくはないけどそんなに多いわけじゃないし、なによりこれドラマだからね。それに「三枝警部補」と聞いて主人公が「俺警部補じゃないし」っぽいことを言ったよね?。主人公の血縁に警察関係者がいて、一輝が呼びかけたのはその人であるのだとしたら、主人公が「父さんか?」とか「叔父さんのことか?」とかそれっぽいことを言うだろうわけで、それがなかったということはそのセンはないとしていいだろう。じゃあ誰か?。
このシーン、主人公が刑事課に出入りするカット(2階と3階の表示板が映る)が2回あったんだけど、ここに時系列を混乱させる仕掛けがあったような(見直すのめんどくさい)(ていうか主役が好みじゃないのでながら見してました・・・)。
2018年の主人公→警部補 2010年の主人公→ヒラ巡査 であるならば、2000年の一輝が呼びかけた「三枝警部補」は2018年時の主人公で、それを2010年時の主人公がトランシーバーを通して聞いた・・・ってなことなのか?とか考えたんだけど、てことは主人公は2010年に拾ったトランシーバーを使って2018年に2000年の一輝に「病院に行くな」と警告し、2000年の一輝の「病院行ったら死体があったんですけど!」という報告を2010年の主人公が聞いたってな流れなのか?。・・・これ以上考えるのめんどくさいからとりあえず次回を待ちます(笑)。