『14才の母』最終話「涙の最終回スペシャル・・・命ってなに?」

いや、俺が聞きたい。命ってなに?って。
あーあ奇跡にしちゃったよ。壮大な釣りドラマ、とことんアホな話だった。というよりも、いくら春馬くんと一輝編集長、あと秘書・海東が見たかったといえどもこんなもん最後まで見続けた俺がアホなんです。イライライライライライラ・・・ムキィィィィィィ!なんてなりながらも、見終わるたびに不快な思いしながらも見続けた俺がアホなんです。

結局、14才ならではの何か、14才だからこその何かは全くなかったな。胎盤剥離や超未熟児で生まれてしまうのは中学生に限ったことじゃないし、私立に通う学生が妊娠して問題になるのは高校生だってなるだろうし、ほんと単なる客寄せってだけだったんだな。出産して母親としての自覚が芽生えるかと思いきや相変わらず「5年経っても19歳と20歳だからそれからいくらでもやり直せる」なんて堂々と言えちゃうバカな子のまんま。「順番ちがうけど」ってお前らが言うな。ていうか医者になるとか言ってませんでしたか?あの娘は。子供のことを思えばちゃんと結婚するに越したことはないけど、両親揃って中卒じゃそんなにお金は稼げない。5年経って子供を幼稚園に入れたら勉強する時間が出来るとでも思ってんだろうけど、子供が大きくなれば大きくなるほど金が必要になんの。もっと働かなきゃならないの。言ってしまえば産むのは容易い。痛みに耐えればいいだけなんだから。大変なのはその先、育てることが大変なの。子供を育てることもそうだけど、私立中学に入れてもらったりこれまで何不自由なく育てられてきた二人がバイトに毛が生えたような賃金で家族3人貧乏暮らしていけるだなんて到底思えない。それを「私達は若いからいくらでもやり直せる」なんて現実舐めすぎだろ。基本的に荒唐無稽なバカ設定が多い昼ドラ(高校卒業間際に妊娠し退学。その後17年経って娘に「高校も出てないくせに」と喧嘩売られて再び高校に通うことに)の方がまだ現実的なんだけど。
当初は性行為の低年齢化に対する問題提起みたいな話だったと思うのですが、自殺が問題になってるからか、途中から命の大切さ命の尊さを説くことにテーマを方向転換しちゃった感じだもんな。これだったら14才である必要は全くなかった。室井さんと田中さん、生瀬を筆頭に役者はみんな良かったと思うだけに、一層話の支離滅裂っぷりが際立つ。「生まれてくる子に会いたいから絶対に産みたい」って言ってたのに、いざ生まれてみたら「そらは私にも誰にも望まれなかった子」だもんなぁ。エェェェェェ!?お前も望んでなかったのかよって衝撃を受けたわ。キリちゃんバイバイとかなんだったんだろうほんと・・・。

キリ「僕たち」
未希「私たち」
二人で「結婚します!」

ここだけは面白かったwww

あと保険の外交員として働くキリちゃん母に向かって深々と頭を下げる秘書はオトコマエでした。


続編作る気マンマンな終わり方だったし、日テレのことだから最低でもSPはやるだろう。「途中で終わらせるなよ」という一輝編集長の言葉は視聴者の言葉でもある。ということで、続編は是非その戦争記者時代の過去も含めて一輝編集長視点でお願いします。