『アンフェア』第1話

「こ、この声は・・・・・・・・・」
「なんで麻央ちゃん出てんだよー!!!!!」ママンと俺、同時に絶叫。

いやー、相変わらず凄いわ麻央ちゃん。事前のチェック不足で、まさか出るとは思ってませんでしたから、ビックリというかショックというかなんというか。ドラマの内容とかキャストがどうこうとかそんなことよりも、麻央ちゃんは殺されるのか!?(期待を込めて)・・・・・・来週も出んのかよ!!!で終わってしまいました。瑛太さんに香川さん、寺島さんにサダヲ。三浦春馬くんや眞島秀和さん、そしてデモンナイト様こと波岡一喜とまぁお誕生日ですか?ってぐらい好物ばっか出てるのに、麻央ちゃん1人の影響力の前では好物すら印象に残りませんでした。あの女、最後まで出るのかな・・・・・・・・・。

原作は褒められた出来じゃなかったわけですが、それをわざわざこのキャストでドラマ化するってんで、いいように料理してくれるもんだと思ってたのですが、期待ハズレもいいとこ。篠原涼子の女刑事が検挙率ナンバーワンにはとても見えません。誰かの回想とか、瑛太演じる安藤刑事が雪平の武勇伝を伝え聞くとかで、検挙率ナンバーワンと言われる所以を描いてくれればまだ受け入れられるかもしれないけど。小説の場合は、例えば“破天荒な一匹狼の女刑事。でも検挙率はナンバーワン”という主人公の設定がいきなり出てきたとしても、受け入れるしかない部分てあるわけですよ。ビジュアルも含めて、自分の脳内想像で補わなくちゃならない部分てあるわけですよ。でも映像の場合、連続ドラマの場合はある程度使える時間があるわけだから、もっと丁寧に人物や舞台設定を作り上げるべきなんじゃないかなぁと思う。イマドキあんなロングコートをはだけて着てる人いなくね?あんな高いヒール履くなら見せ場の蹴りぐらいバッチリ足上げて決めてほしい。なんか昔見たことあるような・・・な定番ハードボイルドの女刑事のまんまで、これを篠原涼子にやらせる理由があんのかなぁとまで思ってしまった。頼りなさそげな年下男引き連れて、仕事終わりには後輩や同僚とお洒落でない店で飲みまくるとか、なんかanegoを思い出す。つーか、てっきり後輩の婦人警官かと思った麻央ちゃんは全く畑違いの職種の人のようで、雪平とどんな関係なのでしょう?寺島さん演じる管理官とサダヲ演じる直属の上司?と雪平の関係も何の説明もなく唐突だし、何よりもサダヲに「お前はアンフェアなんだよ!」なんてセリフの中でタイトル言わせちゃって、捜査手段がフェアじゃない=アンフェアなのかよ!と思うじゃないか。ていうかまさかそれだけじゃないですよね・・・?

説明不足な人物関係及び人物描写の分、ストーリーは猛スピードで進むようで、初回で3人も死んじゃって大丈夫なんでしょうか?ドラマのメイン事件が「推理小説 殺人事件」で、それ以外に1話か2話ごとに別の事件が起こってサダヲや寺島さんを絡めて解決しつつ、「推理小説 殺人事件」の伏線を張って、終盤で伏線を回収しながら事件を解決するという形になると思っていたので、この進みっぷりには正直ビックリです。このペースでもつのだろうか?雰囲気もイマイチだし、キャストだけで見続けるにはつらそうだなぁ。三浦春馬くんがどの程度関わってくれるのかなぁ。あ、西島秀俊は相変わらず惚れ惚れするほどの棒読みっぷりでした(棒読みが彼の持ち味です)。でもちょっと太った!?