『1リットルの涙』第三話

今回の遥斗さん。
「物と女の子は末永く使う男なんです」とかなんとか言いませんでした?携帯に女の子の番号が50件だか100件だか入ってるという設定らしいのですが、これまでのところ、亜也に冷たくあたるクラスメイトに対して合唱の伴奏を「お ね が い」したぐらいしかそれらしき描写がなくて、むしろネクラな少年っぽいんですけど・・・と思っていたのですが、ついにその片鱗が!!!ってそんな設定が必要なのかどうか謎ですが。
遥斗というか錦戸さんが発する「バカじゃん」「へんじゃん。お前ってへん」←この「〜〜じゃん」ってのに未だ慣れない俺です。遥斗パパから亜也の病気を知らされるのかと思ったら、なんと履歴チェック!共有するパソコンの履歴は消去しなくちゃ駄目だよなぁ。この先バスケ部のボーズ先輩は亜也の病気のことを知って離れていくんでしょ。で、逆に遥斗は病気のことを知って(亜也には知ってることを隠すのかもしれないけど)支えようとするわけですよね。ほんっと錦戸さんってばいい役もらったよな。病気が進行すれば学校生活への影響も出てくるだろうし、無気力王子遥斗の成長っぷりに注目。
来週はまたもやずぶ濡れで熱演してらっしゃいました。あそこでまた『粉雪』流れちゃうんだろうな。
今回の亜湖ちゃん。
ありゃ怒って当然だ。「へんな家族」て思って当然だ。きっとあの時腹ん中で、姉ちゃんばっかエコ贔屓しちゃってムカつく!みんな死ねっ!ぐらいの勢いで毒づいただろうけど、病気のことを知ったらそんなことを思った自分を責めるだろうなぁ。亜湖ちゃんも大変だよなぁ。今のところ順調に“いいドラマ”として進んでると思うんだけど、これが“すごくいいドラマ”になるかどうかは、亜湖ちゃんが病気のことを知ってどう変わるかがポイントになると思う。

三話は偶然に頼るエピソードが目についた。医者と患者が個人的に病院外で簡単に接触できちゃうってのはちょっと強引かなと。それから母親は仕事どうしてるんだろう?と思った。つきっきりぐらいの勢いに見えるんだけど。自分の娘は治る見込みのない病気なのに、育児放棄してるような母親と冷静に面談なんてできないだろうな。父親もちゃんと仕事できてんのかな。合唱聞きに行ったり病院に行ったり、確実に店閉めてること多いよな。せっかく連ドラ化してるわけだから、亜也以外の家族の生活や葛藤もしっかり描いて欲しい。
あとあちこちで言われてる亜也の化粧の濃さ。イマドキの高校生だったらあれぐらいの化粧は珍しくないと思うけど、進学校だけあって亜也のクラスメイトがみんな地味というか普通なだけに余計目立つんだよね。あそこまでアイラインクッキリ+唇キラキラさせるなら「美少女」って設定にしちゃえばいいのに。あれだけ目立ってれば他のクラスの生徒が「あの子かわいいよな」って見に来るぐらいしそうなもんだよな。それかクラスメイト達にもうちょっと化粧させるとか。これから段々と化粧を薄くすることで、病状の進行を表現する狙いだったらいいんだけど、このまんまずっと化粧バッチリだとしたらちょっと醒める。

予告を見て思ったこと。がんも成長はやっ。