- 作者: 大石圭
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2005/09/08
- メディア: 文庫
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
数多ある変態性癖の中で、どう考えても理解不能なネクロフィリア。どんだけ美しく切なく物悲しく書こうが、変態は変態でしかありません。
ロケーションといい主人公の雰囲気といい、角川ホラーで書いてるものとほとんど代わり映えしません。共感もできないし同情もできないし、かといって嫌悪感を催すとかそういうこともないんだよな。どう考えてもグロでしかない話なのに、この「何も残らなさ」はそれはそれで貴重だったりする。と思う。