『24』SEASON Ⅲ

やっと見終わりました。あー、この後味の悪さはなんでしょう。アンは結局なんだったの?ホテルで感染した人達はどうなっちゃったの?街に広がってしまったウィルスのその後は?アダムの妹は?アランのひき逃げを目撃したオッサンは?CTUの話だからウィルスを確保した時点で話は終了〜ってことでいいのかもしれないけどさ、なんかもう消化不良というかなんというか・・・。
考えたらシーズンⅡのラストで女テロリストと握手した直後に倒れた大統領のその後に関してほとんど描写もなかったな(討論会かなんかでテロに遭って云々・・・みたいなのはあったけど)。序盤のウイルス死体が送りつけられるところから、母親がトイレに謎の粉を流してしまったりカイルとその彼女が隔離されたあたりまではかなりドキドキして見たんだけど、そういうのぜーんぶヤラセだってジャックは知ってたってことなんだよなぁ。いくらウィルス確保の為とは言え、騙された感は否めません。刑務所の暴動を引き起こしたのも特別意味があったとも思えないし、ロシアンルーレットで死んだ囚人とか暴動中に殺された看守の人達とか、無駄な死でしかないんだよな。クラウディアが死んでシャペルが死んでガエルが死んで、アランが死んでニーナが死んでシェリーも死んで、トニーは逮捕されて大統領は大統領じゃなくなって・・・。沢山の人の犠牲の上の結末が、冷蔵庫、それも駄菓子屋さんでチューチュー凍らせてるような奴にウイルスぶちこんでプシュー・・・だもんなぁ。力抜けまくりました。だってあれ隙間開いてたりしたらどうすんのよ?ていうかジャックはあそこにアレがあるって知ってたのかよ?
サンダースを確保するシーンのヘリを含む銃撃戦は相当燃えたし、展開の引っくり返し具合というかその詰め込みっぷりはこれまでで最高だったと思うんだけど、見終わった瞬間感じたのは、無力感でした。これでこれまでの登場人物を一旦リセットするってことなんだろうけど、なんか力ずくで強引に退場させたって感じだな。なんかテンションが低めなのはそうです、トニーがもう出なくなりそうだからです・・・。もうトニーのインタビューは永久保存で。