『1リットルの涙』第二話

難病の美少女にプラスして犬まで登場しちゃいましたよ・・・。ずるい。病気と子供と動物をセットにしちゃイカンて。泣きの黄金コンボじゃないか。その犬の名は「がんも」。名づけ親は錦戸さん演じる遥斗。たまたま見かけた子犬を追いかけた先で、ちょっと気になる同級生がベンチに寝てるってまさに少女マンガ的シチュエーション。俺の短くない人生においてそんな素敵な偶然は一度もありません。「俺が一緒に行って頼んでやるよ」と言ったのか「頼んでも駄目なら俺が連れてかえるから」と言ったのか、そこらへんのやりとりは描かれませんでしたが、池内家までついてきた遥斗は、夜ご飯までご馳走になってすっかり親公認。遥斗の「・・・怖いんだけど」超可愛い。「名づけ親なんだからいつでも(がんもに会いに)来てね」みたいな感じで、きっとこれから池内家に出入りすることも多くなるだろうし、がんもという共通の話題が出来たことで、2人が仲良くなるきっかけになるんだな。めちゃめちゃベタですけど。
一話も二話も、この2人が一緒にいるシーンでレミオロメンの挿入歌が流れました。“粉雪”は亜也と遥斗のテーマなのね。しかもクラスの合唱曲は“3月9日”ですよ。何この猛烈タイアップ。ただ“3月9日”はいい曲だけど、合唱には不向きだと思うわけですが。

二話では、先生に「麻生圭輔の弟か」といわれたり、過去の回想シーンが出たり、池内家の食事の様子を見て「いつもこんな感じなの?」って不思議そうな顔をしたりと遥斗に纏わる伏線もいくつか描かれました。単なる理想の恋愛相手というだけでなく、遥斗のストーリーもそれなりにありそうなので、ちょっと見る気が出てきた。ベッドに寝転ぶ物憂げな遥斗は定番シーンですかね。横顔フェチとしてはデラ萌えポイントでございます。でも15歳には見えねー!!大人、アレ完璧大人。ボーボーですよ絶対。死んでしまった遥斗の兄もなかなかカッコイイなと思って調べてみたら、ごくせんに出てた子なんだ。なーんとなく覚えてる気がするんだけど、微妙。友達役の水谷百輔くんはバッチリ覚えてるんだけどなぁ。

それから、成海璃子ちゃん演じる妹の亜湖もドラマ的にはかなり重要な存在になりそうで、基本的にひねくれた見方をしがちな俺としては、難病にかかってしまった亜也は当然可哀想なんだけど、両親の意識は全て姉に向いてしまうわけで、常にいろんなことを我慢しなくちゃならなそうだし、日常生活の負担もあるだろうし、妹弟も辛いよな、ある意味自由がなくなるもんなぁなんて思ってしまうわけです。どういうシチュエーションでの発言なのかは分からないけど、予告で「あたしも病気になろっかなー」とか言ってたし、亜湖の葛藤みたいなものにも注目したい。


錦戸さんは見たいけど、わざわざどよーんとした気分になりたくないし、錦戸さん登場シーンだけ見るってのも、なーんとなく申し訳ない気分になりそうだし、どうしようかなぁ・・・と思ってたのですが、遥斗と亜湖に気持ちを向ければ見れる。と思う。
薬師丸さんはあんまり泣かないでください。マジ釣られるから。