『1リットルの涙』第一話 

覚悟はしてたわけですが、やっぱキツイ。見続けるの辛いなー。初回からいきなり発症しちゃうのか・・・。原作は結構前の話のようですが、ドラマの舞台は2005年現在で、イマドキ家族全員がちゃぶ台で揃って食事するってどうなの?(反抗期の娘は食事中にメールしたりしないの?弟は塾に行かなくていいの?)とか、入学直後なのに、無気力なんだか勉強にしか興味がないんだか分からないけど、全く仲良くなろうとする努力をしない生徒達とか、いきなり自習時間に大演説とか、しかも醒めてたクラスメイトがあの演説に反応しちゃうとか、脚本に「?」と思うところがなくもないけど、「私たちには時間がいっぱいある」とクラスメイトに訴える亜也の言葉と、「娘は治るんですよね?」と聞く母親の言葉がクロスするシーンを見たら、原作が持つ力の前では細かい脚本の粗をつっついても無意味かなぁという気になった。

父親役の陣内の演技が相変わらずコントみたいでうざったいんだけど、これから先のことを考えると、あの無駄な明るさが救いになることもあるんだろうか。母親役の薬師丸さんはかなりいい感じだな。自由人の旦那相手に4人も子供作った強さがあるし、それでいてギスギスしてなくて、夫婦のバランスがとてもいいと思う。成海璃子ちゃんは安心して見れるし、弟もちびっ子もこれぐらいの扱いなら問題ないかと。ちゃぶ台シーンはこれからも沢山出てくるんだろうけど、3人の妹弟達がどう変わっていくかも見所だな。

亜也の憧れの先輩はすこぶる微妙。俺の中で、バスケ部所属の憧れの男子といえばサラサラ茶髪というゆるぎない定義がございまして、なんじゃあの高原(日本代表)モドキのボーズ男は?と。別にあの俳優さん自体は悪くないと思うけどさ、あの役としてはいただけませんよ。それから噂のメガネ君。亜也と遥斗のクラスメイトで生物部の子。錦戸さんと仲良くしてくれてるらしいので、メガネ君に注目して見たわけですが、あれじゃん!!ドラゴン桜の帰国子女くんじゃん!!と思って確認がてらググってみたら、橋爪功の息子さんだそうで・・・。へぇーってな気分。

そしてメインの錦戸さん。標準語だわ!!!そんなに違和感もなく、でもなんかこそばゆい気もする。「勘弁してよー」が可愛すぎ。1話だけのブレザー姿ご馳走様です。もっと土砂降りの雨なのかと思ったら、美しい二人乗りシーンになっててウットリ。2クール連続で、若い女の子と二人乗りですよ。役得役得。嘘つきまくりの遥斗が一番の萌えポイントでございました。看護婦を「アレ、元カノ」・・・ありえそうでコエー!!なんで医者の子供って親に対して敬語で話すんだろう・・・。ドラマだと結構な割合でそうだよな。やっぱり遥斗の存在だけ作り物感溢れまくってる気がするんだけど、遥斗はある意味ファンタジーだから思いっきり理想の存在でいいんだよな。んでも、髪型モッサッ!!!その重ったい前髪なんとかせーや。そんなん完璧に乗せられんの岡田様ぐらいよ?ただでさえ目の周り落ち窪みすぎて、老けてるー老けてるー言われてるんだから、もちょっとすっきりした髪型にすればよかったのに・・・。


遥斗は見たいんだけど、正直最後まで見続けられるかわかんない。特にエンディングで写真が流れるのは重過ぎる。スペシャルドラマぐらいだったらいいんだけど、毎週どんどん病状が進んでく様を見るのはやっぱ厳しいよなぁ。

挿入歌のレミオロメンがすっごくいい。こっちが主題歌だったら良かったのに。