『1リットルの涙』第五話

亜湖ちゃん「私優しくない」父「お前、優しいじゃないか」でギュー。このシーンを見て自分でも引く程ボーボー泣いてしまいました。これを母親ではなく父親が言うところがもう・・・亜湖ちゃんに同調しながら見てるもんで、まるで自分が言われたかのごとくボロ泣き。今回のメインが子供達への告知と障害者手帳申請ということで、これまでで最も池内家の比重が高かったのですが、冒頭で、弟のスパイクのエピソードを描いたのがすごく良かった。他の子供のこともちゃんと見ていることが分かるし、こういう家庭で育った子達だからこそ、この先家族みんなで亜也を支えるというのも素直に受け止められると思う。
先週のコウテイペンギンと繋がるのかなとも思ったんだけど、末妹の「ペンギンさんみたーい」・・・子供は残酷だ。この子もこれから大変だな。美人で明るくて優しい亜也姉ちゃんの記憶よりも歩けなくて喋れない亜也姉ちゃんの記憶の方が多いということになるんだもんね。
弟くんは予告で友達に「姉ちゃん上手く歩けないんだぜ」みたいなことを言われてました。バスケ部の人達の非情っぷりもそうだし、なんかもう、どうしてそういうこと言うかな・・・と思うわけですが、でもこれって普通にあることなんだろう。幸いにしてという言い方はよろしくないかもしれないけど、あたしにはこれまで身近な人が病気になってしまうという経験がないわけで、もしそういうことがあったとしたら、まさか弟の友達のようにからかったりはしないだろうし、バスケ部の人達のような態度も取らない・・・と思いたい。でもあたしに何が出来るんだろうとも思うわけで、一時の感情に突き動かされて助けてあげることが出来たとしても、ずっと一生助けてあげることなんてできないわけで、そう思うと聞いた瞬間はそれって医者としてどうなのよ?と思った遥斗父の「あの子には関わるな」という言葉も少し理解できる。こんな大変な病気でなくても、これから先似たような状況に置かれることはいくらでもありえる。その時あたしに出来ることは何なのか、イヤな顔せずにいられるだろうか。いい大人なのに情けないなと思うけど、これまでこういうことを考えたことがなかった。でも今回というかこのドラマを見始めたときから漠然とそういうことを考えるようになった。それだけでもあたしにとってはとても価値があるドラマだ。見ることにして良かった。錦戸さんのおかげです。

ということで今回の遥斗さん。先週に引き続き今回もラストシーン、体育館から亜也が先輩に電話をかけるシーンは遥斗さん祭りでございました。映像の美しさもさることながら、あの二人の結びつきはなんなのよー!!「強い女なんて可愛くないし」(フンガー!そうなのか!?俺が可愛くないのは強いからなのか!?)「じゃぁ、今度泣いたら500円な」なんてかわいらしい会話を経て、「泣かないように見張ってて」という亜也の言葉があって、「今頃先輩泣いてるぜ」「そうかもね」「嘘でも泣いてやれよ」「泣いたら麻生くんに500円払わなきゃならないから」「せこっ!」ですよ。あーあ、こんな会話してみてえっつの。「せこっ!」って言った後のニカッて笑う遥斗さんってば可愛すぎです。このシーンは先輩の表情もよかった。亜也が直接ではなく電話で気持ちを伝えた理由は、自分の顔を見られたくないと同時に、先輩の表情を見るのが怖かったってのもあるのだろう。さよならの言葉を聞かされた先輩は、ホッとしつつもこれでいいんだろうかと思う気持ちもきっとあって、そしてなにより寂しそうな顔をしてた。そんな先輩を見れば少しは救われたと思うのに、そうはならないところがドラマなんだよなー。そして電話を切った先にいたのは遥斗だと。ドラマだなー。亜也とのシーンで遥斗さんの笑顔が増えてきてなんだかホッコリ。そんでもってホッコリというかモッコリ(生えてませんけど)しちゃったのが遥斗さんの寝顔・・・・・・・・・。カワエェェェェェ!!!あまりの萌えっぷりに一気に頭へ血が上りまして、鼻血でたかと思いました。錦戸さん、あんたほんとにいい男になったよ。それからハライタ遥斗さんの「そんな白けた目でみんなや」って素っぽかったですよ。それからそれからフリースローをする亜也を体育館の入り口から見ていた遥斗さんの前髪は正直微妙だと思いました。またちょっとゲッソリした?