『エンジン』最終回

ポッカーン・・・て感じ。なにこの置いてきぼり感。
あのまんま次郎が優勝したとしたらしたで、おとぎ話かよ!出来すぎ(笑)と思っただろうけど、でも月9だしキムドラだしってんでそれなりに納得できたような気がする。だけどさー、クラッシュしたわけでもないのに、走ってるだけでネジ緩んでリアウイングぶっ飛んだりするもんなの?テツヤがスタート前にどこだかを重め?にしたから思いっきりいっちゃって大丈夫ですよ、とか言ってたのが伏線だったんだろうけど、だったらレース後に泣きじゃくって謝るテツヤたちメカニックのシーンがあるべきだと思う。それまでさんっざん煽ってたライバル男もスピンして終わりだし、結局あれだけ気にしてた手の指の怪我も特別意味なかったし(手の指が正常だったとしても、ネジはゆるんだ・・・んだよな?)、肝心のレースシーンは迫力不足のままあっさりファイナルラップだし・・・。腐っても月9+キム様+スポンサーは天下のTOYOTAなんだから、CM入れずに20分ぐらいレースシーンを一気に見せる(もちろん合間には子供たちの応援シーンやイチノセスタッフシーン入りで)ぐらいの意気込み見せてみろよと思った。あとF3ってタイヤ交換しなくね?ノーヘルでコース上の車動かすのっていいの?とも思った。
レース中の“もっしもっし亀よー♪”も次郎が歌うのはともかく、子供達が歌うのもともかく(ほんとはともかくじゃねーけど)、何でイチノセスタッフまで真顔で歌うかなぁ。このシーン、途中で挫折した「あいくるしい」を思い出しました・・・。レース後、観客が次郎と監督のやり取りを聞いてたかのようなタイミングで拍手するのも激しく興醒め。ピットの中でのやりとりだし、ほとんどの客見えないじゃん。それに、優勝した人の立場がないじゃないかー。で、ピット裏の通路で放心する次郎のところへ駆けつける朋美先生と。ねーねーねー、なんでその通路誰もいないの?なんで朋美先生や子供たちはこんなところまで入ってこれるの?「あなたは勝ちました」も意味わからん。何に?まさかレースには負けたけど最後までゴールしたことは勝ちに等しいとかそういうこと?そもそも朋美は“風の丘ホームの保育士”としてその場にいるはずなのに、小さい子供の面倒を見るでもなく人一倍レースをガン見したあげく、ショックを受けてるだろう子供達をほっぽらかしにして男のところへ駆けつけるってどうなのよ?ついでに言っちゃえば、前回の説明会では地味なスーツ姿だったのに、何で今回はそんなスタイルを強調したノースリーブなんて着てんのよ。そんなかっこじゃオバサンたちに反感買うに決まってるじゃないか。まーこれはスタイルいいなちくしょー的な僻みですけど。
やっぱ恋愛要素は不要だったと思う。キスシーンなんて唐突すぎてわけわからん。何故そこでそのタイミングで2回もやる?ホーム帰ってから誰もみてないとこでやればいいじゃないか。あれか、人に見られてないと燃えないタイプか。

そしてもう一方のホームサイドは、園長が今更ながら子供たちを一人一人紹介しただけで、「うちの子を大怪我させた」オバサンをどう説得したかは描かれず、結局眼鏡オバサンは何かしてくれたわけでもないっぽく、ホーム復活のための努力や苦労の道のりはなーんも描かれずにナレーションで片付けられちゃいました。年齢的に美冴や春海は仕方ないとしても、戻ってきたのが5人てさぁ、しかもユキエと徹&葵兄妹と周平と七恵ってのが妙にリアルで、現実はこんなもんだと思うんだけど、特に明の「別の施設に馴染んだ」ってのが・・・。半分ネタとして、半分は本気で面白いと思ってみてたんだけど、最後の最後でなんだかなぁ・・・な気分。1年半以上経てば、子供たちの環境も変わるだろうし、特に親と住めるようになった子供は良かったと思うんだけど、ナレーション、それも朋美の声で説明されても、イマイチすっきりしない感じがするんだよな。
あ、ラリードライバーになった次郎ですが、英語と日本語で会話が成り立っててもいいっす。キムドラだからね。あそこで英語覚えたりはしないの。だってキム様だから。


最後の最後でハンバーグの上の目玉焼きを一気食いして得意げに笑う元兄さんが見れただけで幸せです。腹回りがオッサン体型の元兄さんには思う存分萌え萌えさせていただきました。こんな中途半端な役になるとは思っても見ませんでしたが、でもアリ。あと、周平役の裕翔と徹ちゃん役の有岡くんもよく頑張った。特に有岡くんの眼鏡は良かった。まー二人とも棒読み以外の何モンでもなかったわけですが、これを糧に次(があれば)頑張れ。