『潜入兄妹』第6話

ついに鳳凰の顔を拝むことができたと思ったら所属するハコごと朱雀付きとなり企業から3億奪ってこいって、話が振り出しに戻るみたいなことになっちゃってて中だるみか?と思ったら、『九頭龍』と幻獣(の幹部)との関係が判明し、今回の作戦の目的はその九頭龍と通じてる裏切り者をあぶりだすことで、九頭龍のフロント会社全てに対し一斉に仕掛けた詐欺で「バレそうになった」のは丸山兄妹が所属するハコのみ、つまりお前らのなかに裏切り者がいるってぜんぜん中だるみなんかじゃなかったー!。

貴一が計画を主導し優貴が技術面でサポートしてるのに身分照会の電話のカラクリがバレたのは敵がただの通販会社ではないからってことだと思ってたんで、裏切り者がいたからってのは驚くと同時に納得だけど、でもちょっと待って?ここで通販会社側に「警察官は犯人とグル」だって情報を流し3億詐欺られるのを阻止できたとして、それはつまり朱雀に与えられたミッションを失敗したことになるわけで、裏切り者はどうやって皆殺しを回避するつもりだったんだ?。

ていうかミッションの最中に情報を流したんだとしたら、銃を構えた朱雀の手下に見張られてたことだしアジトで待機してる女衆には難しいと思うんだよな。
そしてずっと社長と交渉してた貴一が通信機器を操作する様子はなかったし、マイクを操作してはいたけど泰造さんもおそらく同様だろう。
となると裏切り者は技術者としてパソコンを触っていた賢太しかいないってことになるけど、だとしたら恋人が妊娠したから将来のためにまとまった金を得ようと思って(そこを九頭龍に付け込まれた)ってな浅はかな動機かな。
そこを付け込まれてと書いたけど、そもそも恋人からして賢太を取り込むための仕込みってセンもありえそう・・・。

誰が裏切り者なのか、視聴者としてはワクワクするけど、優貴のなかにハコの仲間に対する信頼感のようなものが芽生えたどころか根を張りつつあるのは明らかだったんで、それは「裏切り者探し」が始まるためのステップであろうことは分かっていても優貴のメンタルが心配になるな。

などと思っていたら前回単身優貴を助けにきた入間が警察の人間であることがバレ、それどころか拉致られて丸山兄妹の前に突き出されて「知らない人間ならば殺せ」って、まあ当然そうなるわな。おもいっきり素顔で助けにきてたもんな。

で、さすがにこれは入間の命が助かる道はないだろう。なんやかんや言い逃れて貴一が殺すことにはならずとも、「警察官を拉致」って「幹部の顔を見られてる」んだから入間を生かしておくはずがないもん。
そこを切り抜けられるとしたら九頭龍を潰すために幻獣の犬になることを貴一が提案する・・・ぐらいしか思いつかないけど、さてどうなるか。

幻獣は九頭龍を潰そうとしてて、警察は幻獣と九頭龍をまとめて壊滅させようとしてるけど、丸山兄妹の目的はあくまでも父親の復讐であるわけだから九頭龍なんぞ知ったこっちゃないよね。
そこをどう繋げるかってことになると思うんだけど、鳳凰たちに名を与えて「幹部」であり「ファミリー」にした男が「九頭龍」と名乗ってたけど、鳳凰たちが献杯した遺骨がこの男で、男を殺し九頭龍の名を奪い組織化した人間がいて、そいつが実は兄妹の父親を殺した真犯人だったってな感じかなー?。
でも今回兄妹が父親に時計を贈る過去回想があったことが気になるんだよな。「九頭龍」がその時計、嵌めてそうじゃない?。