『マウンテンドクター』第5話

前回の感想で死者ゼロは理想であって現実的な目標にはなりえないのではないかと書いたんで、その次の回で早速死者が出てしまったのは「やっぱりな」なんだけどさすがにこの流れはねーだろよ。主人公にダメージ喰らわせるための作劇でしかないじゃんこんなの。

ほんとにあんな人のいるテントだらけのなかにある残飯を狙ってクマがやってくることがあるのかどうかは知らんけど、ドラマのなかではクマが出没して人を襲っているわけで、あれだけの数のテントがあるわけだからそれなりの人数があの場にいただろうに人を襲ったクマがいる深夜の山のなかで散り散りに逃げたひとたちはどうなったんだっての。誰もそのことに触れないでなにが山岳医療だよとしか思えないんだけど。

それからなんたらバイアスがどうのこうのと主人公を責めてたけど、後出しがすぎるんよ江森先生・・・。
視聴者目線では宇田さんが胸に違和感を覚えてることを知ってるから「肩入れしすぎて体調の異変に気付かなかった」という江森先生の指摘が正しいとわかってはいるけど、主人公が肩入れしすぎてると思ってたんならそう言えよと。

万事において説明が足りないし口を開けば言い方キツイのが江森先生であることはいい加減理解してるけど、なんだかんだで命を救えたならば「そういうとこだぞ江森先生!」でいいかもだけど死んでしまったら「極めてリスクの高い登山だと説明できた」じゃ済まないだろうよ。

ていうかほんとに「異変を見落とした」のならばそれこそ「患者を殺した」ことになるけどどうすんだよこれ。