『くるり~誰が私と恋をした?~』

番宣等で頭にネット包帯装着しためるるが目を覚ますカットを目にしてて、どんないきさつで頭にネット被ることになるのだろうと思ってたんだけど、

うさぎの着ぐるみに追いかけられて?逃げる途中で誰かに連絡しようとしていた?ところで風船が割れた音にびっくりして階段から落ちました

という理由でズコーww。
サスペンス要素もあるとか言ってたんでうさぎの着ぐるみを着た人物に突き落とされるのかと思ったのに、記憶喪失になったことについては完全に自分のせいじゃんw。
誰かに追われ焦っていたせいで階段から落ちたってんならともかく、階段のそばでスマホ触って物音に驚いて転落とか馬鹿でしょw。

でもまあ開始5分で「サスペンス要素」に期待するのは無駄だと解らせてくれる親切設定はありがたい。

そして記憶とともに「ほんとうの自分」を探すのは結構だけど、自分のことが全く分からず友達どころか家族の連絡先すら分からない状態で仕事をやめてどうすんだ?と思うんだけど。だってこのまま記憶も戻らず家族のこともわからないままなら履歴書だって書けないだろ。そんな状態でこの先どうやって生きていくつもりなのかと。

どんなつもりで没個性キャラとして働いていたのか、ほんとうのところ(考え)はまだわからないけど、でも朝日をはじめ同僚社員たちから聞き出した「以前の自分」が「あえてそうしていた」のだとしたら、それはやっぱりそういう「性質」だからだと思うんだよな。
自分を出さず当たり障りなく働くことを処世術として選んでいたような、選ぶことができるような人間であるならば、記憶を失おうがそういう「本質」は変わらないと思うの。
だから「職場」における主人公の「以前の私」と衝動的に退職しちゃう「記憶喪失の私」が記憶を失ったという理由だけでは理解しがたいほど解離してるとしか思えないんだよな。
そこにあのミニマリストとはちょっと違うっぽい部屋に住む「理由」が絡んでくるんだとしても。

この先どうやって生きていくつもりなのかと書いたけど、それこそキャッシュレス決済でとりあえず買い物はできるにしても、カードなのか口座なのかどこに紐づけてるかもわからなければ暗証番号もパスワードもわかんないだろうに、そういうことに不安を覚えることよりも「私ってどんなキャラだったんだ?」と考える主人公ならば、まあそういうドラマですってことでいいんだけどね。


主人公(ヒロイン)に対して男が三人という設定から深キョンの「初めて恋をした日に読む話」を思い出したんだけど、設定とか関係性とかは抜きにして 元ヤンの同僚・中村倫也、東大卒のいとこ・永山絢斗、無敵ピンク・横浜流星 と比べてこのドラマの三人男は全てのスペック・ステータスにおいて小粒と言わざるを得ないけど、でも誰が「本命の相手役」なのかまったくわからないのはイイかな。ていうか三人とも指輪の相手じゃなくて、ラス前回あたりで突如出てきたディーンフジオカが「指輪のひと」でしたってなことになっても驚かんw。