『光る君へ』第4回「五節の舞姫」

あー、みっさまは天皇ではなくなってしまったのか。詮子に「二度と顔を見せるな」と絶縁宣言してたしこれにて出番終了なのかな。
輿入れしてきた詮子に穏やかで優しい声で語りかけてくれた記憶がまだ鮮明にあるので、あの帝がこれほどまでに声を荒げる(みっさまさすがの発声!!)のみならず女子の顔に傷をつけても顔色一つ変わらないだなんて、それほど藤原兼家とその一族に対する怒りは大きい、ということか。

全く身に覚えがないのにその怒り、いやもはや憎悪をぶつけられた詮子はさすがに気の毒だけど、父のもとに乗り込んでのやりとりは三兄弟に圧を掛ける父親のところまで見ごたえがあって(長男は帝に毒を盛る計画を知らされてなかったんだなと解ると同時に、瞬時になにをしての「今」なのかを察して「結束」を確かめ合うとは、そういうタイプの“聡明さ”なのね)、今何歳設定です?と思いつつもさすが吉田羊。

そしてみっさまに代わってついに本郷奏多花山天皇爆誕したかと思ったら、速攻で高橋光臣のパンツを脱がせてて(間違ってないよな?)さすがだわあ!と笑ってたらそのあと床で解いた帯で妻の両手を縛ってて、え・・・?緊縛プレイ???え?!!と目をかっ開きましたわ・・・。
ま、まさかこれを母と娘にもやったんです・・・?。

ていうかそのド変態帝の「お目に留まらない自信があります!!」と言い切るまひろにも笑ったけど、倫子様はやはり怖いお人だよねえ。
五節の舞姫をやることでなにが起きるか、自分がそれをやりたくない理由を隠してまひろに押し付けるなら悪い女・ひどい女となるけど、ちゃんと説明したうえで「まひろさんが代わってくれた」ということにする(そうなるとわかってる)ところが実に怖い。
貧乏貴族とはいえ自分も一応は貴族の娘の端くれなのに、なに言ってんだコイツ?という空気のなかでのあの嫌味はえぐいし、倫子様が登場してから俄然楽しくなってきた!。

で、倫子様の身代わりという形で舞台上から三郎の姿をみつけてしまうという、この流れは実に少女漫画的で良いです。
何がいいって、三郎との「身分違いの恋」に悩んでいたまひろが実は「自分のほうがはるかに身分が下だった」と理解するという、このまひろさんドンマイ!ていうかザマア!感が実に良いw。