『100万回言えばよかった』第3話

悠依と知り合いになった医者が悠依といる魚住を見て驚いたっぽい様子だったんで、最初は魚住にもなにか秘密、というかこの医者絡みで「過去」があるのかと思ったら、悠依の「視えるんですか?」発言で見てたのは直木のほうだったのかとなったのに、『死んだ夫に似てたんで』というなんでもない理由、もっと言うとつまんねー理由でガッカリです。

「夫に似てる」ことがどう展開するのかはわからないし、まだ3話なんで「なにか」はあるんだろいけど、ここまで見てきて悠依には直木のことを相談できるような友人はいないのでしょうから(それは直木も同様で、なんだかんだで孤独な二人であるがゆえにより一層悠依にとっては直木が、直木にとっては悠依がなくてはならない存在であるってことなのでしょうが)“伝えたくても伝えられない”気持ちを共有できることだしそういうポジションではあるんだろうけど、今のところはこの医者の存在が必要ですか?としか思えないのは作劇としてあんまり上手くないなーと。

しかし明らかになった直木の背景、家族との関係性は重すぎるな・・・。こんな人生を生きてきたというのに今は幽霊になってるってところがさらに・・・。
里親に出されてるぐらいだから悠依にもそれなりの事情があるのでしょうし、それなのに恋人が幽霊になってしまってるとかもうね・・・。

(だからこそこの回ラストの悠依から直木への「あなたの声は聴こえないけど私は伝えられる。あなたのことが大好き。理屈じゃない。返事なんかいらない。あなたが大好き。理由なんかない」という告白というか意思表示と、それを聞いてボロ泣きしながら泣いてる自分を見られらなくて済むから「悠依に(自分が)見えなくてよかった」という直木が切ない、となるのでしょうが、いやでもこれ傍から見ればひとりで好きだのなんだのクソデカ声で叫んでるアラフォー寄りの女でしかないわけで、シッ見ちゃダメ!案件だよな・・・とまず思ってしまうわたしはこのドラマの客ではないよな・・・)

それだけに、せめて松ケン魚住だけは「なにもない」人であってほしい。
代々「霊が視える」家系の兄ちゃんが初めて視えたのが直木ですと、そして偶々刑事であり直木が関わっている事件の捜査に携わっていますと、ただそれだけであってほしい。