『エルピス―希望、あるいは災い―』第5話

そして僕は・・・・・・・・・自転車を買った

「・・・・・・・・雑炊食っていいですか?」

これ最高だったw。ゴードンいいわ。初回はゴードンが(演技力含め)弱いなと思ったことが嘘のようにイイ。
雑炊のくだりとか面白いんだけどちょっと泣きそうになったもんな。アサミちゃんになんて言って浅川と約束した店に向かったんだろうw。

初回のあの人生イージーモードで生きてきた(と思わせた。実際にはそうでもなかったわけだけど)マザコン坊ちゃんがあってのコレというか、あのなんも考えてなさそうなアホ面がこうまで変わるとは、岸本拓朗という人物としても眞栄田郷敦という役者としても、恵那=長澤まさみそっちのけで1話みっちり「メイン」を任されこれだけ見せて魅せたことに胸が熱くなるんだけど、なにがアツイって岸本をこうまで駆り立てたのは村井チーフPの荒療治ってところ。

岸本が「浅川と同じやり方」でゲリラ放送を目論んでることを察し、ストップかけてくれたのは浅川がやったときと今とでは“状況が違う”から前回のように“結果オーライ”とはならないし、なによりネタの重要度がフライデーボンボンでゲリラ放送するような、していいものではないだろうと、つまり岸本(と浅川)が掴んだネタを「守る」ための判断だったと、そこはもう信じていいよな?。

岸本は「(自分が撮ったスクープなのに他人に託すのは)なんかちょっと悔しくて」と言ったけど、斎藤に任せなかった岸本の判断が『ターニングポイント』になるとは、さすが空気読めない男!!。

一方今回は完全に色ボケ状態だった恵那は(寝不足の岸本を自宅に連れてって「例のベッド」に寝かせるのか?と思ったらソファーに寝てて、ソファーも買ったんかい!と、着々とイチャつくための環境を整えてますなーと思ってしまった。恵那の部屋は心象風景というか、恵那のメンタルが反映されていて、なにもない状態だった部屋がモノで満たされていくのは「いいこと」ではあると解釈してはいるんだけど)、自分が逃げて諦めてしまったものを岸本が一人で追いかけ続け「切り札」と言える証言を手に入れたことと、斎藤が今誰にくっついているのかを今更ながら知ったことで状況とともに心持ちもガラッと、今度こそマジで変わりそうだし、実際予告で斎藤が「相克」という言葉を使ってるんで「そういう関係」になっていくのでしょうが、なまじ復縁なんかしちゃったせいで余計にダメージ喰らうんだろうな。

そして現在進行形でダメージ喰らいまくってる拓ちゃんママはこれどうするんだろう。
息子はおそらく「弁護士」としての母親に頼ったんだと思うんだよね。保身のためもあるにせよ“自分じゃどうすることもできない”から“弁護士であるママならなんとかしてくれる”と思って託したのに、ママはそれを「握りつぶした」と思ってるのだと。
でもママは「母親として」自分と息子の立場を守るために口を噤むことを選んだ。
このすれ違いをどうするのか。

正義の味方だと思ってたママもまた自分と同様に「弱者」であるという現実を母親の口から聞かされて、ママの作った食事を食べられなくなり、ママと暮らす家を出て、「正しいことをしたい」という一心で死刑の判決をひっくり返せるかもしれないネタを掴んだ今の拓朗にとって“ママのこと”はどうでもいいことはないだろうけど、必要ではない、と思うんだよな。でもそれじゃあママはどうなる?とも思うわけで、この親子関係の行方はとても興味深い。

そういう意味では「偽証言」であることを告白した西澤の元妻の心情もどうなんだろうなー。DV旦那から子供と自分の身を守りたいがために旦那の「嘘」から文字通り逃げ続け、守らなきゃならなかった息子が成人したから元夫のことを告白しましたってな話だったけど、その結果「死刑」という判決が出てるわけで、子供と自分を守るために真実であり現実から逃げた結果誰かの命が失われるという状況は拓朗のママと「同じ」と言えるわけで、ここに岸本陸子が弁護士として介入するなんてことになったりしないかな。