『六本木クラス』第5話

やっぱり龍河さんの煽り芸ッスよね!!
と言いたいところなんですが、テレビ局での煽り芸からの「お前は黙ってろ!!」と怒鳴られて怯む流れとか、お見合い相手が待ってるところに遅れてやってきたときの語尾上げ喋りとか、相変わらず最オブ高なんだけど(お見合いの場で先に注文しておきましたでオードブルとかすっ飛ばしていきなりチキンの丸焼きが出てくんのクッソ笑ったww)それ抜きでも一気に面白くなってません?。

稲森いずみの部屋で株のトレードやってんの誰だ?と思ったら初回で金髪マッシュの龍河にトマトジュースぶっかけられてた矢本くんで驚いたし(その存在をすっかり忘れてました)、その矢本くんと新が既に復讐のバディ関係で(身長差がイイわー!)、このタイミングで長屋の株を買ったのは稲森いずみに条件として出された『会長を二代目みやべに出向かせる』というミッションをクリアするためで、晴れて稲森さんとも長屋親子を追い出すためのタッグを組むことになりましたという展開には素直にワクワクです。
出所したあと新は優香に「金をためる(ためにマグロ漁船に乗る)」と言ったけど、回転資金はマグロで貯めたにせよ『本命』は矢本くんの桐野に預けた『父親の退職金を増やすこと』だったってのには高まらざるを得ない。「親父の金はもっと意味のあることに使いたい」ってのはそういうことだったのか!と。

龍河が暴れて逮捕されたことがニュースになったやつも、ひき逃げと暴力という罪の重さの違いはあれど以前は隠蔽してくれたのに今回はそうはならなかったのはなんでだろうと思ったけど、そこで暴落した株を新が買ってた、という展開のためのことだった(作劇上の都合)ってことで納得だしね。
まあテレビ局で新が「刑務所帰り」であることを嬉々としてバラす龍河も実刑にこそならなかったにせよ逮捕されてるわけだしお前が言うなとは思ったけどw。

ていうか、料理対決番組に出演するのは結構だけどその番組で「シェフ・料理人」として料理するのはりくなんだよね?。相手が長屋でなかったとしても天才設定でもないりくの腕でテレビに出るのは無謀というか逆効果にしかならないとしか思えないから出演見合わせと言われて結果的にはよかったよねw。店だって長屋会長におススメだか一番美味いものだかを出してくれと言われて「からあげと野菜炒めと卵スープ」を出すようなレべルだもんw。
そういう店が日本一の長屋にガチンコ勝負を挑んで勝ってしまったりしたらテレビ番組としては盛り上がるだろうし二代目みやべの知名度も上がるだろうけど、もう一度言うけどりくは「居酒屋の厨房」としては合格点だけど(長屋会長が綺麗に完食してたぐらいだし、美味いことは美味いのでしょうが長屋には及ばないってのは負け惜しみとかではなく「事実」なのだろう)、例えば“この食材を使って1時間以内にコース料理を作ってください”なんてお題に応えられる順応力とか思考力、発想力はないだろう。

それを言うなら二代目みやべをフランチャイズ化して飲食業界トップになるというデカイ夢を持ってるのは結構だけど、からあげと野菜炒めと卵スープじゃ全国チェーン展開できたしてもやよい軒とか大戸屋がいいとこだろうって話でさ、でもまあ「敵」も唐揚げ屋から日本の飲食業界トップまで上り詰めたわけだし、なんたって「資金」はあることが判ったわけだから、興味がなかった六本木居酒屋成り上がり物語に興味が湧いてきたぞ。
ついでに新争奪戦に稲森さんも加わるとバチバチ度がさらに上がりそうなんだけどさすがにそれはない?w。