『ユニコーンに乗って』

お仕事ドラマではなく恋愛ドラマの舞台が職場(舞台としての職場)なのであって、その職場もスタートアップ企業である理由・必要性をさして感じない初回でした。極端な例えで言うなら100席前後のキャパの公演なら完売できるぐらいの劇団に「舞台俳優になるのが夢でした」と40過ぎのおじさんがやってきたってんでも成立しそうだなと。
とは言えこの枠はそういう枠であるわけだからそれについては今回はそういう設定なんですねってことでいいんだけど(会社の存続に関わることなのに出資元から言われたことについて自分一人で抱えてたり、憧れの存在に突撃して撃沈したショックで会議をすっぽかしたり、社外の人間と会議の予定があるというのに穴あきデニム履いてたりといった主人公の人間性や、CEO含めて4人の会社なのかと思ってたら書類審査落ちでガッカリの画面には他にも10人ぐらいワラワラいたから中心メンバーがこの4人ってことなのかと思ったのに新入社員を迎え入れてるのはやっぱり4人だけとか会社の描写に気になるところはあるけど、そこいらへんに引っかかってたらストレス溜めるだけなので気にしないのが正解です)、永野芽郁ちゃんと杉野くんと西島さんの三角関係ではなく広末さんも入れての四角関係?にまっっっったく興味が沸かないのがな・・・・・・。

そういう枠だと理解してるとは書きましたが、この学生のお遊びの延長のようなスタートアップ企業を小鳥さんがユニコーン企業に育て上げるドラマのほうがいいのではないかと、初回を終えた時点ではそう思う。
もしくは、第二の社会人人生をスタートさせた40過ぎのおじさんの成長ドラマにするとか、西島さんを視点とするお仕事ドラマとしての割合を高めたほうがいいのではないかと。

小鳥さんは銀行の支店長という役職に就いてたぐらいだからお金には強いだろうし事務能力だってあるだろうし、元支店長の肩書を出さずとも小鳥さんのような人間が出資元企業との打ち合わせに出席するようになれば学生のお遊び感は多少なりとも薄まるだろうからこの会社にとっての「即戦力」以外のナニモノでもないと思うんだけど、ていうかこの会社そっち方面の担当者がいないみたいだけどもしかして佐奈がそれを担ってんのか?。

小鳥さんが「単身者」っぽいのは恋愛ドラマにするための必須条件だとして、結婚歴がない人間が支店長になれるのかな?と思うんだよな。今はどうかわかんないけど出世するためにお偉いさんの娘と結婚するとかよくある話なわけでさ、小鳥さんが今現在一人でこれだけ完璧な朝食を食べている理由は必ずあるよね。さらにいえば支店長という職を捨てて「教育」という全く未知・未経験の仕事と「マッチング」した理由もそこに繋がるのではないかと。
と考えると小鳥さんの物語に「恋愛」が必要だとは思わないんだけど、でもこれは小鳥さんが主人公のドラマではないのだ。

となると、年上のおじさんとお仕事女子の恋愛という共通点で思い出すのは「私の家政夫ナギサさん」ですが、南朋さんのナギサさんと比べて西島さんの小鳥さんは恋愛対象としてばりばり「アリ」すぎて、そら恋のライバルとなる杉野くんの功も初回からあんな顔になっちゃいますよねーってな感じなのよね。ナギサさんにあった「まさかこんなおじさんと!?感」がないのよ。

小鳥さんがそんな感じとなれば当て馬の杉野くんに期待したくなるけど、「社内恋愛禁止」のルール説明時のあの微妙な空気からして佐奈と功は昔つきあってたか功は一度告ったことがあるかそんなところでしょうが、佐奈を見る功の視線が切なさではなく陰気なんだよな。
大手不動産会社のお坊ちゃんなのに高卒の小娘と一緒に企業してるぐらいだから闇要素はありそうで、そこはまあ楽しみだけど、当て馬としてはボス恋の間宮祥太朗や恋あたの中野太賀にはなれそうにないなーってのが初回から確信できちゃったのがなんとも・・・。
なのでこの際だからドリームポニーに投資してる会社の担当者も恋愛バトルに乱入しないかなー。

とか言ってるけどわたしこの担当者をなんかで見たことあるんだよなーと思いながら倫太郎じゃん!って今さっき思い出したんですけどねw。
投資会社に投資をお願いしにいったら田所さんと倫太郎が出てきたらビビるわw。