『未来への10カウント』第8話

亡き妻との思い出というだけでなく、教師陣に加え格安物件を斡旋してくれるほどの「評価」を貰えているし、焼き鳥屋という商売に対しても「やりたい」という想いはあるわけで、単純に「生きるための仕事」と「生きていくための生き甲斐」の二択というわけではないんだよね。

コロナによるモロモロの世情を理由に店を失くしたことから「いつ死んでもイイ」と思っていたところから始まって、母校の生徒をインターハイに出場させるという目標を得て、再び生きる気力を取り戻したわけだけど、そもそも店を続けることができていたならば自暴自棄にはなってなかった。焼き鳥屋の大将として今もカッコよく働いていたのだろう。

だからコーチを取るか焼き鳥屋を取るかという選択はどちらを選んでも後悔はせずとも心残りにはなるだろうと、辛い選択になるのでしょうがそれでもどちらかを選ぶのだろうと、その選択の先にどんな「最終回」が待っているのだろうかと、そう思いながらみてました。


「どっちもやる」


え?マジで??w。
放課後にコーチやるだけなら桐沢が言ってたように午前中に仕込みやって午後コーチやって終わったら店開けるてなスケジュールでもいけそうだけど非常勤講師としての役目もあるわけで、政経教師として毎日どれぐらい拘束されてるのか知らんけど、とりあえず「休日」がないことは確実だろうけどアラフィフのおっさん無理すんなよ・・・・・・と、さすがにそう思うよねw。

ってところで自身も網膜剥離を理由に突如人生からボクシングを奪われた桐沢という「理解者」を得た桃介が「サポート役」になるという選択をしたことで(暴力振るって試合を中止にさせたことについては結局ちゃんと謝らずに終わってしまった(部員が受け入れてしまった)わけで、こういうことの積み重ねが桃介(の人間性)をダメにするんだぞー)、コーチとしての負担は多少なりとも軽くなるのかと、なんなら桐沢の焼き鳥屋でバイトするとか言い出すんでしょ?あっちもこっちもサポートしてくれるんでしょ(料理上手な折原先生の妹が(桐沢さんを落としたい姉の強烈な勧めにより)焼き鳥屋で働くことになっても驚かない)。
そもそも桐沢が非常勤講師の立場を得てボクシング部のコーチやれてんのは運よく産休で空いた枠があったからで、当然その教師が戻ってきたら非常勤講師はお役御免となるわけで、どのみちあと1年とかそこいらの間だけのトリプルワークだし、まあなんとかなるか。

とか思ってたら予告で桐沢さんぶっ倒れてて、うんまあそうなるわな・・・。
気合いと根性でなんとかなるもんじゃないのよアラフィフの身体ってものは・・・。


食事中に白ワイン飲んでて圭太がおやすみの挨拶したときには赤ワイン飲んでて、さらにもう1本飲んじゃいます?ってことは少なくとも3本は飲んでんだろうし、あの様子からしてそのほとんどを飲んだであろう折原先生はコレ「昨日の記憶がありません」パターンだろうから桐沢だけが気持ちをかき乱されてますってだけで終わって欲しいんだけど、でも桐沢さんが圭太のおとうさんになってくれたらいいなとは思うのよね。

というか、訳ありの木村拓哉と孤独な少年川原瑛都が心を通わせるドラマが見たい。