『下剋上受験』第2話

事前に番宣で見たときからツダカンの塾講師楽しみにしてたのに、最初の決め台詞&キメポーズこそ期待通りだったもののそれ以降は中途半端なスター講師っぷりでガッカリ・・・。わたしの期待の中身がおかしかったんだってことは認めるけどw、感じ悪いなら感じ悪いでもうちょい突き抜けてくれてもよかったのにな。
初回でも神保さんがいきなり出身校を尋ねてくるという不自然さに引っ掛かったけど、生徒という名のカモを捕まえようとしてるわけだからむしろ体験入学生を持ち上げて親ごとその気にさせてこそだろうに、まぁここは講師が問題を解いてる途中で他の子供を指名して娘から問題を取り上げたってんで主人公が娘をこんなところに入れてたまるか!俺が塾をやる(塾の代わりをする)と決意するキッカケであるわけだからその気にさせたらダメなんだろうけどさ、主人公に決意させるためのエピソードが作り物すぎてて、だったらツダカンをもっととことんまでイヤな奴にしたほうがよかったんじゃないかなと。
このツダカン講師のキャラクター造形がいい例だと思ったんだけど、このドラマ全体的に「もうちょい突き抜けて欲しい」感がある。初回はサダヲの可愛さだけで楽しめちゃったけど、『桜井信一を演じるサダヲ』に慣れた2話はなんか・・・温いなってな印象だったんだよね。原作ってか実話があるわけだからそんなにハチャメチャやるわけにはいかないところはあるでしょうが、出てる人たち結構濃いのにパンチに欠けるわ・・・と思う2話であった。
てか、病院のテレビを杖でぶっ叩いて消そう(としてたんだろうけどどうみても破壊ですw)とするぐらいだから小林薫がキャナメに抱いているらしい悪感情には結構な理由があるのだろうと、それも楽しみだったわけですが、え?もしかして今回川村くんにチラっと話したことが理由なの?それだけのことでテレビぶち壊そうとしたの?だとしたらヤベエぞこのおっさんw。
あとキャナメは仕事してる場面も入れたほうがいいんじゃないかなぁ?。平日の日中に娘の転校を見守るわ入塾も見守るわ、ずいぶん時間の融通が利くんですねーってな感じになっちゃってるよ?。
ついでに言うなら小林薫の自宅にサダヲたち家族も住めば家賃浮くのになんで一緒に住まないんだろう?。月収15万でも子供小学生で日中空き時間ありそうな嫁がパートもしないで専業主婦やってられるぐらいだから家賃のこととか気にしてないのかもだけどさ。
それからこれが一番どうなんだろう?と思ったのはサダヲが自分のすべき仕事を後輩ひとりに押し付けて自分は業務時間中に勉強してたってこと。それぐらいやらなきゃ娘に教えるなんて出来ないんだとしたら仕事終わりに居酒屋行って飲んでんじゃねーよって話じゃん?。だから今回禁酒宣言したんだろうけど、娘が合格するまで自分の時間全部勉強に費やすんだとして、仕事は仕事でちゃんとやれよと。
それはそうと、大学出たって生活レベルでは役にたたない人間も多いなか、ああやって廃材使ってちょこちょこっとリフォームできちゃう大工さんのほうが実生活に於いてはよっぽど価値があったりするよね。だから中卒でもいいという意味ではなく、人間の価値は学歴だけじゃないってそういうことだと思うわけで、そこいらへんもしっかり描いていけたらいいドラマになるんじゃないかな。