『インビジブル』第5話

以前手首のタトゥーで『インビジブル』だと認識されるというカットがあった時に、それがインビジブルの名刺のようなものだと「知ってる」ものであればインビジブルを騙ることができるのではないか?と考えたことはあったんで、キリコがインビジブルではないってのも“キリコの目的は誰かを探すことである”こととあわせて「そうだと思った」の範疇だけど、キリコが探している「キリシマ」と呼ぶ人物=本物のインビジブルが『弟』で、それを演じるの永山絢斗だったのはちょっとびっくり。

だって柴咲コウ永山絢斗じゃ顔の素材がなにもかも違い過ぎるじゃん!!。父親違いか母親違いかなんてレベルじゃないじゃん!!。
ってところで思い出すのが前クールの公安の姉とヤクザの弟の姉弟。それと同様同じ施設で姉弟のように育った「姉」と「弟」なんだよ。そうに違いない。

これまで「インビジブル」が裏社会の中心のように描かれてたけど、柴咲コウのキリコでもギリなのに永山絢斗のキリヒトとなるとさすがにちょっと・・・オーラがなさすぎるわけで、「インビジブル」も犯罪システムの一部ってことなんじゃないかな。
犯罪を依頼する人物・組織からその「依頼」がいくつものトラップを経て犯罪システムの頂点(仮に「X」とする)に届き、「X」からインビジブルに降りて、インビジブルが依頼を遂行するためのコーディネイトをすると、そういう流れなのではないかな。

と考えると、キリコもキリヒトもどっちもインビジブルってことでよくない?。みんなでお揃いのタトゥーを手首に入れてる「インビジブル」ってことで。
人間誰しも得意不得意があるわけだし、犯罪の種類によってそれを得意・専門とするコーディネーターが「X」によって選ばれているのだと(キリヒトはもっと多くの依頼を受けるべく海外進出したいから「アメリカのクリミナルズリスト」を欲しがってると)。それならローズが指摘したように電子決済に使う口座が複数ある(それぞれが所有してる)のも納得だし。

とにかくキリコの狙いは弟を足掛かりにしての「X」だと思うのだけど、それが志村の話とどう繋がるのかと言えばそれは後輩・安野が殺された件しかないわけで、今回明らかになった「真相」として安野事件で殺されていた女は通り魔の被害者などではなく「夫を痴漢冤罪で亡くした妻による復讐」であり妻に「復讐営業をした人物」がいるってことだよね。そしてその人物はインビジブルであろうと。
とすれば、通り魔を装った女性殺害はインビジブルの仕込みということになるわけで、3年前の事件で「真のターゲット」だったのは安野だったと考えればいい感じに収まる・・・か?。

なんで安野が犯罪システムによって殺されるかと言えばそれはそういう「依頼」があったからで、その理由は安野がそうとは気づいてないんだけど「X」の秘密を知ってしまったからとかね。となればもちろん「X」は警察関係者ってことになるだろうけど。そしてその候補者としては今回やたらイイ感じの言動があった酒向さんがその筆頭だと(ついに酒向さんがこの枠で「ラスボス」ポジションに昇りつめるのだとしたらそれはエモい)(そのセンで言うと安野の妹といつも行動を共にしてる村井くんもアヤシイんだけど、こっちはいざってときには妹を殺せと言われてるスパイってところかなー)。


なんてありがちな予想はそれとして、ローズと鑑識眼鏡君のタッグで「逃がし屋」にコンタクトを取れたことはいいんだけど、“志村さんがそこいらの店に入って泥棒して出てきたところを車でピックアップして適当な場所で下ろしてくれた”のには笑ったわw。日本一の凄腕職人チームぐらいの感じだったのに、志村さんが情報を掴んで連絡してその日の夜に仕事してくれるとか便利屋かよとw。