『二月の勝者 -絶対合格の教室-』最終話

前回の感想でドラマとしての落としどころはどこになるのだろうかと、“劇中での目標は「全員合格」でいいんだけどドラマとしては全員合格して塾講師たちの新たな戦いが始まるで終わられても反応に困る気がする”と書いたんだけど思いっきりその通りだったし、黒木についても“あとはもう灰谷がなんらかの納得をすればもう語ることはないだろう”と書いたらスターフィッシュの意味が解ったら憑き物が落ちたような顔になっただけでなく「貴方がいるからルトワックを辞められたんです」と言われてご満悦で終了だし、冷静に考えるとなんでわたしこのドラマを見続けたんだ?ってな話なんだけど(ていうか今思い出したけど新設校が生徒の受験を斡旋してくれたら報酬を払うと持ち掛けてた話はどこいった?)、島津くんの合格発表を塾講師たちと同じく祈りのポーズでドキドキしながら見守ったんで、ただ単純に純粋に『面白かったから見続けた』ってことなんだと思う。

共に開成合格を目指した島津と上杉の、島津は「合格」という結果を誇りに家計のことも考えて都立校に進むことを自分で選び(塾の合格実績としては充分でしょと言い放つ島津さんカッコよすぎるッ!!)、上杉は不合格だったけど開成に挑戦できたことに満足する(合格した別の学校に進む)という結果もグッときたし。

まあ島津さんの合格に「ヨッシャアアアアア!」と雄たけび上げる黒木先生には上杉さんのことはどうでもいいんかい!となったけどw。


ていうか、トップクレジットは黒木だったけど「主人公」は井上真央ちゃんの佐倉だったんだな(真の「主人公」は子供たちだけど)。生徒との関係に行き詰まった佐倉がもう一度自分のやりたいこと=中学教師 に向き合えるようになるための物語であることに最終回にして気づくわたしって・・・。