『顔だけ先生』第5話

兵士のような男が銃殺しているらしき動画が出回り、この兵士のような男が遠藤にそっくりだってんで遠藤を巡る不穏な「噂」が広まっている件と、「●にたい」と書かれた用紙が見つかった件をどうつなげてまとめるのかと思ったら、塗りつぶされた判読ができないその文字はやはり「死にたい」であろうと教師たちが話し合うなかででた「芋にたい」かもしれないと言う遠藤の発言が「オチ」になるとはちょっと予想できなかったし、この流れのなかで遠藤の「過去」が描かれたことも、そしてその過去の・・・なんともいえないゾワっとする感じも驚きだった。

園芸部や市川が遠藤の芋煮会計画につきあってくれてるのも、中村先生が授業再開できてるのも、こういう形でそれぞれの「その後」が描かれるのは良いなと思うし、亀高と音楽室で二人っきりのときは「素」の状態でいる早坂だけど、生徒が声をかけて入室してきた瞬間すかさず亀高から距離を取って脚を広げて「男」になるのをさりげなく見せるのも、これがこの先の布石であってもなくても言葉にしない情報の伝え方として好みだな。