『アバランチ』第2話

綾野剛は公安、高橋メアリージュン自衛隊のコヨーテ、田中要次は爆弾処理班(であることをwikiで知りました。生安か鑑識(科捜研)かなと思ってた)と、それぞれがなぜ誘われた・参加したかはまだわからないけど「元」が元なんでそれぞれの「正義」のためにアバランチの一員となったのだろうと、そこは初回から明白でしたが、ハッカーである千葉雄大だけが謎でした。「正義」のためって感じでもないし、ハッキング狂いって感じでもないし。
その理由は2話にして早くも明らかに。

自殺として処理された姉の復讐という、これまたなんの捻りもないベッタベタの動機でしたが、羽生たちは「マッキーの姉」のことを知らなかったけど山守は知ってたのかな。

山守の部屋に貼られた資料のなかの写真が現時点で確認できる限りでは板尾創路の六車、嶋田久作の黒田、渡部篤郎の大山官房副長官利重剛郷原総理なんだけど、山守とその背後にいる人物が権力によって闇に葬られたり揉み消されたりした悪事を暴き悪人を成敗する「世直し」ではなく何らかの、個人的な『目的』のためにアバランチを作ったとするならば、六車と黒田の罪を暴くことはその目的のための計画の一部ということになろうわけで、そのために黒田によって殺された人物の弟に“目を付けた”ってことではないのか?と。

とすると、今回のラストで大山にマッキーがニッコリ笑顔で自分の姿を視認させたことだし、すくなくともマッキーは山守の「計画」を知っている、全てではなくとも大山がターゲットに含まれていることを知っていると考えていいのだろうか。

じゃあほかの三人はどうか?。
ってところで次回は高橋メアリージュンの明石リナのメインエピソードになるようなので、ここで明石もまた「関係者」であると判明したならば、アバランチは全員共通の「目的」に向かって活動してるってことになるかな。
まあ提示された報酬に対して「俺らが集まったのはそういうんじゃねーから」と返した羽生の様子からしてその可能性が大だし、最初から六車と黒田を「狙ってた」とすればアバランチへの指令は山守たちの「都合」であろうわけで、計画に無関係ならば黙ってその指令に従うってのも羽生たちのキャラ的に違和感があるし、だからまあそういうことなんだろうな。

で、いちいち「これ違法捜査ですよね!?」と突っ込むポジションならウザいなと思った福士蒼汰はスタンガン使って拉致に直接関与してたんでなんだかんだいいつつアバランチに染まっていくのだろう(そういうポジションなのだろう)と、その程度に思ってたけど大山の秘書と旧知の間柄なのか。
となると、アバランチ結成時点で「もう一人加わることになるかも」と山守が言ってたことだし、西城もまた目的に必要な人材だということか。
西城の父親が警視庁ではなく神奈川県警の本部長という設定なのはなんでだろ?と思ってたんだけど、警視庁に喧嘩売るバカがいるとしたら神奈川県警ぐらいだろうしw、西城には神奈川県警への繋ぎという役目もあるのではないかと期待を込めて予想しておく。

で、協力者の立場である久保田悠来に顔を知られたくないと目隠しさせるぐらいなら、なんでターゲット側の磯村勇人には堂々と顔見せしたん?。
本気で正体隠す気あるのかそうでもないのかそこはしっかりしてほしい。だっていまの感じだと内調のエース・山中崇に速攻で正体暴かれそうとしか思えないもん。