『TOKYO MER~走る救急救命室~』第6話

崩落や爆発の危険がありまくる現場にノーヘルで突入するのが当たり前のドラマだと思ってはいますが、スズメバチに襲われた(る)と『判ってる』のに治療するためのアイテムだけを持った医師が単独でうろつくとかないわー。
と思ったら案の定次から次へとスズメバチに刺されてて笑った。

というか、喜多見と一緒に行動してたはずがいつの間にか一人になってる冬木が息子を発見できたところまではよかったものの、スズメバチに襲われゴロゴロ転がり落ちて息子が頭を打って発見前より重体になってて笑うしかなかった。
既に刺されてしまった可能性がある息子はともかく、冬木もまた「次に刺されたらヤバイ」のに単独で突っ走った挙句がこのざまって馬鹿なの?と言うしか。

でもこの展開を笑えるのは「死者・・・ゼロです!」になるとわかってるからこそ。
MERの設定で死者ゼロをぶち上げるとか無謀すぎるだろうと、開始当初はそう思ったもんですが、無謀ってか無理だろとは今でも思ってるけどどんな状況でも最後にはめでたしめでたしとなる戦隊や時代劇のソレに通じる「死者・・・ゼロです!」の安心感は認めざるを得ない。

『敵役』である白金と久我山コンビが「死者ゼロ」が途切れる、つまり死者が出ることを望んでる言動をしたのはドラマといえどもアウトですが、そこですかさず「喜多見の過去」を本格的に探る方向にスイッチし、喜多見のワンマンチームかと思いきやMERメンバーそれぞれ「できることがある(できることをやる)」と描いたうえでオリンピックが終わったタイミングで「新章」とするのは連続ドラマとしての構成はしっかり練られてるなという感じ。