『TOKYO MER~走る救急救命室~』第5話

音羽先生さすがのデレ。
赤ちゃんと母親を無事本来の主治医に託したところで精魂尽き果て気を失った音羽先生を「たくましい腕一本で」(←ここ重要)「黙って」(←ここ重要)「抱き支える」(←言わずもがな)喜多見チーフにウホウホするぐらいわたしはこのドラマを楽しく見ていますが、もしかして音羽先生と喜多見妹の間にフラグ立ってね?。
このドラマにラブは一切不要ですが(あ、でも千住隊長のラブなら欲しいかも。職業柄出会いがなくて(自ら出会いを求めるタイプじゃないので)未だ独身の千住隊長が命を救った女性と運命の出会いを果たし1か月後には結婚したもののすったもんだするラブなら欲しいかもです。つい最近そんなドラマを見た気はしますが千住隊長の場合は居住地問題ではなく犬を飼うか猫を飼うかでもめてほしい)、音羽先生と喜多見妹が将来的に結ばれることになるならばそれはつまり喜多見チーフと音羽先生が義理の兄弟になるということであるわけで、2期はそれで行こう!!と言ってしまうぐらい、わたしはこのドラマを楽しく見ています。

で、今回はMERが配備されてる病院でのエレベーター事故という状況での出動でしたが、病院のエレベーターなどという重要な設備が「管理会社の引継ぎがちゃんと行われていなかったので整備に空白期間があった(つまり整備されてなかったってことだよね?)」とか、「エレベーターの規模?を理由に排煙設備がない(義務ではないから設置してなかった)」という“この病院大丈夫か?”問題はさておき、音羽先生メイン回としてとても見応えがあったわあ!。
「死者・・・ゼロです!」になることは決まってるんだから赤ちゃんが助かることもわかってるってのに、泣き声を上げた瞬間思わず涙ぐんでしまった。わたしの心は自覚しているよりも疲れているらしい。

権力者が絡んでる状況下において「MERの出動を要請」する音羽先生の思惑であり真意をしっかりと受け取る喜多見チーフの関係性がここへきて開花したという感じで、酸素吸入器を使えず意識が飛びかけてる状態の音羽先生に任せて(一応「変わりましょうか?」とは言ったものの音羽先生が「自分が続ける」と言うってわかってたもんね)サポートに徹する喜多見の図は新鮮だったし。
それでいて邪魔な存在でしかない政治家をうまいこと言いくるめて(半ば強引に)協力させちゃう喜多見の人たらしっぷりをさりげなく描いたのも上手かった。
(ここで意識を失いかけた音羽先生に酸素マスク被せるのは喜多見ではなく文珍のほうが燃えるというかわたし好みの展開なんだけど、「医療従事者への感謝」をテーマにしたドラマのなかで「政治家」を持ち上げるようなことはしないわな、と皮肉な意味で納得です)

ていうかなにがイイってワイシャツね。ワイシャツ姿で喜多見チーフに抱かれる音羽先生ってだけでもわかりすぎてるのに、なぜ医師ではなく官僚をやっているのかその理由を語らせたところで、それはわかったけどそれはそれとして医療技官なのに喜多見も認めるオペ技術の持ち主なのはなんでなん?という初回からの疑問に「ばりばりコソ練し続けてました」という答えを出すにあたり、トドメとして「ワイシャツの腕まくりをする」ところを挿入した(そしてそんな音羽先生を“感じつつ”タンクトップ姿で筋トレを始める喜多見)のには音羽先生メイン回として完全勝利と言わざるを得ない。ワイシャツの腕まくりは正義!!!。