『リコカツ』第7話

自衛隊女がマジ無理すぎて。
紘一が離婚したと知った途端「煮物作りすぎちゃったんで」という理由(この時点でイライラ)でアポも取らずに(さらにイライラ)めかしこんで(加えてムカムカ)自宅を訪ね、「今まで自分がやったこと」を正直に話して謝罪するのは結構だけど「悪意を持って故意に奥さんを置き去りにした」ってのが真相なのに「奥さんが遭難したのは(結果的に)私の責任です」としか言わない、そういう言い方をする性悪さが心底ムリ。

でも、それでも紘一はこの性悪女と再婚するのがいいと思う。紘一が再び「結婚」をしたい、しなければならないと考えるのだとしたらの話だけど。
自衛官(メディック)としてこれからも働き続けたいのならば、そして父親がこれからも変わらないでいいと思うのであれば、この女と結婚して自衛官一家になるのが少なくとも緒原家にとっては「最良の形」だとわたしは思うよ。妻であり息子の嫁が「上官殿」であることも含めて。

だがしかし咲のほうはダメだ。元カレ貴也とやり直すのはぜったいアカン。この男は間違いなく結婚に向いてない。
小説家はあくまでも「小説家」として担当編集者である咲とその夫の武士野郎に興味を抱いてて(咲みたいな女が武士野郎を選ぶなんて見る目あると思ってたのにってのは本音だろう)、咲と紘一が復縁するにせよ別の関係性を築くにせよ、最終的には後押ししてくれるポジションだと思う(そうであってほしい)。

イチャイチャLINEでやり取りしてる「離婚の理由」を見るにもう一度やり直せそうではあるけど、そのためには「勤務地・居住地」という現実オブ現実な問題が立ちはだかるし、「夫婦は一緒に暮らさなければならない」という紘一の価値観・持論を尊重するか変えるかしなければならないわけで、そこをドラマとしてどう落とし前付けるのか、家族全員離婚という荒展開となったなかで主人公の二人にどんな選択をさせるのかはちょっと興味が出てきたかな。