『西荻窪 三ツ星洋酒堂』第5話

これまでの話と比べると、ずいぶんとストレートに客と小林の話を繋げたなぁ。
でもその客の話があまりにも雑というか、プロポーズしようとしたら相手に子供がいることをカミングアウトされ、そんな自分は音楽制作の足かせになるからと身を引かれ、考えた末に好きなこと(音楽活動)を諦め就職し子供もまとめて幸せにする(したい)と言うけれど、子供の性別すら知らないで何甘っちょろいこと言ってんのこの人・・・としか思えないので小林の話までも薄っぺらく感じてしまうわ。
ていうか夢と現実どちらを選ぶ?って女優の話と同じだし。

まあ毎度毎度客を煽るオーナー小林だけど、言われてみれば顧客の無茶な要求に振り回されて消耗しているOLと定年退職を迎え孤独なサラリーマンと比べて女優と芸人と今回のミュージシャンにはあたりが強かったのは自分を重ねてたから、つまり自分に対して言ってたのだってことがわかったのでその点では「なるほど」ではあるけど。

で、中内の味覚障害が治りつつあり(今回一見落着したところで小林と雨宮が思い出話をしてる背後で客と談笑してる中内の図がなんかよかった。こういう時間を重ねたことが中内の味覚が回復した理由なんだろうね)、小林もスランプ脱出の光が見えたってところでいよいよ雨宮の話になるんですね!ついに坊ちゃんの背景が明らかになるんですね!

・・・と言いたいところですが、次が最終回でゲスト客が中山美穂だなんて、始まる前から終わった感がすごい・・・。先代マスターとか正直どうでもええねん・・・。