『西荻窪 三ツ星洋酒堂』第2話

毎回このパターンでいくのかはまだわからないものの、とりあえず雨宮が話を聞き(聞き出し)、中内が同じ目線で語り、小林が問題の本質を指摘するってな役回りであることはわかりましたが、なんでもそつなくこなせそうな顔して赤ちゃんに泣かれてアワアワする雨宮ズルいわ・・・。シェーカーをガラガラにすんなw。

そんな雨宮はどうやら「自分の希望」が見つからない(見つけられない)ようで、縦軸としては精神的な理由で味覚障害を患う中内の再生になるんだと思ってたけど雨宮も2人とともに客たちと触れ合うなかでそれを模索する話でもあるのかな。とすれば小林にもなにかあるだろうし、ゲストの話を描きつつと考えると前後編の2話構成でもいいように思う。

そう思ったのは今回のゲストである村川絵梨さん演じる浅田さんの話が駆け足だったから。

なんで女だけが仕事と母親であることどちらか一方を選ばなければならいないのか?というなかなか答えのでない(難しい)問題に対し、強いお酒とノンアルカクテルどちらも豪快に飲み干して「どっちも手に入れてやる」と言い切る浅田さんは時代を反映しているというと大げさかもしれませんが、「現代」らしい落としどころで気持ちよく見終えることができたけど、浅田さんがここまで自分で自分を追い詰めてたのって夫が協力的じゃないことが理由としては結構な割合を占めてるんじゃないかと思わせられるのに、言っちゃなんだけど“この程度”のことで夫婦で話し合うと歩み寄られるとどれだけ夫婦間で話をしてなかったんだよとなっちゃう。

この作品において「そこ」はどうでもいいというか、3人が関われるものでもない(から描かない)ことはわかるんだけど、なまじ村川絵梨の“追い詰められてる感”が上手いもんだからこれぐらいのことで立ち直っちゃうんだ?とは思ったかなーと。