『35歳の少女』最終話

最後の最後の瞬間までこれ絶対夢オチだよと思いながら見ていたので、望美は北海道ローカルとはいえアナウンサーになる夢をかなえマナちゃんはデザインコンクールで優秀賞を受賞し結人くんはいじめられていた生徒を救い、進次は加奈に支えられ1級建築士を目指し達也はハウスメーカーに就職できましたという四方八方丸く収まったどころか、(披露宴に参加した経験皆無なのに)友達の結婚式で司会者代理を務めるなか新婦とその母親が大喧嘩を始めたもんだから自分の話をしてその場を収め式を無事に終了させたら参列客にスカウトされてアナウンサーになることができた望美と(北海道にだって望美の動画の視聴者いるんじゃないかと思うけど過去バレで炎上とか大丈夫なんですかね?)(波よ聞いてくれという作品でスープカレー屋の店員がラジオパーソナリティーにスカウトされるのを思い出したんだけど、ラジオなら顔バレしないしテレビじゃなくラジオってことならそこいらへんの問題回避できるのに)、「デザイン」コンクールなのに家族というテーマに対し「35歳の少女」というタイトルで姉の画を描いたものが評価されグラフィックデザイナーとして就職できた愛美とかミラクルにもほどがあるし、結人くんに至ってはあの程度の訴えで不登校&イジメ問題が解決するとか教育現場舐めてんの?ってな話だったことに正気ですか??となったけど、先が見えないこのご時世だからこそあえてこういう夢物語な最終回にしたってことなら、その意図というか、その思いは理解します。

就職したら前の会社で因縁ありまくりの女がお茶くみさせられるような立場で働いてたという“偶然”はさておき、「今度飲みに行こう。あんたとはウマが合うような気がするから」と言う愛美はこれまであまりにも痛々しい数々の描写の「オチ」としてちょっとしたカタルシスがあったし、住宅展示場で声張り上げて呼び込みしてる元ニートの達也には目頭が熱く・・・・・・はならなかったけどw、立ち直ることができてよかったと素直に思えるしね。



・・・なんでわたし最後まで見ちゃったんだろ?w。