『24 JAPAN』第3話

アマプラ無料で本家を見られるようになったと聞いたのでとりあえず日本版が放送された3話まで見比べてみたんだけど(これから毎回日本版→本家と見て見比べるつもり。本家を一気に見ちゃいたい気持ちはモリモリあるんだけどそれをすると日本版を見ていられなくなりそうなので1話終わるごとに日本版→本家の順で見るのがわたしには合ってる)、ほんとに本家に忠実なのね。なんとなくの記憶でも忠実さは感じ取れていたけど、見比べてみると思ってた以上に忠実だったわ(ていうか「前回までの24」ってシーズン1ではやってないのね)。

それだけに、地下駐車場で金属バットで車の窓を割るという荒っぽい方法で車上荒らしする底辺カップルとか、悪い男に追われているから助けて欲しいせめて電話を貸してくれと言ってきた若い女を話も聞かずに品定めして車に連れ込もうとする男とか、さすがに日本はこんなに治安悪くねーだろとなるよなぁ。突然飛び出してきた人間を轢いちゃって、それを目撃されてるというのに車から降りもせずそのまんま轢き逃げするとかさすがに日本じゃありえないっしょ。
そのくせドラッグ描写は排除してるから、骨折してあれだけ痛がってたのに痛み止めの薬を飲んだら走れる程度には回復しましたなんてことになっちゃってるし、役者さんたちはこれどんな気持ちで演じてるんだろう。

でもほんと(日本人にしては)不自然な台詞とか言い回しなんかも含めて本家をできる限りコピーしてんのね。日本版として作り直しているのにできる限りコピーする(でも日本版オリジナルとして総理候補の義母がいる)意義は未だにわかんないけどさ。
ていうか本家見直したらやっぱりトニー・アルメイダがカッコイイ。池内博之の南条も悪くはないんだけどなんか違うと思ってて、本家を見たらそれがなんなのか明確にわかりました。髪質だ。トニーは時間がたつにつれて髪の毛、特に前髪が乱れてくるところがセクシーなんだけど、池内博之は髪質的にハラリしそうにない。

でもでんでんだけは本家より上だと思う。ここだけはでんでんという役者のすばらしさとおそろしさを知ってるだけに「初の女性総理となる人物を裏から支える男」という役どころに対する心理的説得力が最初っからあるもん。