『麒麟がくる』第22回「京よりの使者」

桶狭間今川義元が討ち取られ、3か月近く待機してる間に劇中では4年が経っていて、藤孝は頭を剃り義輝様がやさぐれておった・・・。
一方で生活レベル含めまったく変わらない十兵衛ですが(酒の肴に鯛が出てきたもんだからガチびっくりする十兵衛を見て「ああ、再開したんだなー」と実感できましたw)(しかし4年経ってもこの生活であることを考えるとこの家にもはや質草になるものなどないのではないか?としか思えないのだが(それを十兵衛お前が言うな!!)、となると人質という意味だとは解っていても義景の台詞のさらなる意味を考えてしまうわけで・・・・・・)、いつのまにかたまが生まれてて、早々にわかりやすく藤孝の間にフラグ立ててて笑うわw。

で、あれ?奏多くんの近衛前久は「破天荒関白」というからにはもっとヒャッハー系だと思ったのに(それを期待していたのに)、ふつうにマトモじゃないですか。まあ幼馴染とはいえ旅芸人の太夫を単身で訪ねるわ、そこへやってきた医者の助手だという一般庶民の女に名乗る時点でマトモじゃないという見方はできるだろうけど。
今回は伊呂波太夫との関係性を説明しつつ関白という立場でこれからあれこれ立ち回っていくのでよろしく的な顔見せ目的であるのだとしても、わざわざ「破天荒関白」と言うからにはもうちょいわかりやすくエキセントリックな感じにしてくると思ってたんで(だから本郷奏多なのだと)ちょっと拍子抜け。
義輝に対しても、久秀に対しても、破天荒さなど微塵も感じさせない若くて凛々しくて立派な関白殿下で、こういう感じであちこち顔を出して結果的に引っ掻き回すというのならばこれはこれで今後が楽しみではあるし(蔵之介秀吉とガッツリ絡むことになるんだよね?超たのしみー!)、赤いお召し物がめちゃめちゃお似合いですけども!子供の頃の弱みを握られてるもんで太夫には頭が上がらないけど双六にはムキになる前久さまめちゃめちゃカワイイですけども!。
こういう顔を見せるのは太夫にだけ!とかキャラ的にアリアリのアリじゃないですか!!・・・・・・と思いきや、なんでそこに駒がおんねん・・・・・・。
駒がいるからこそ前久と太夫の関係を説明することができたとはいえ、再開そうそう関白殿下と顔見知りになり、さらに義昭とも出会っちゃう駒は相変わらずウザい。

ついに登場した足利義昭はなにやら慈愛に溢れた人物のように描かれてて戸惑いを隠せませんが、この足利義昭が、滝藤賢一がキャスティングされた足利義昭が、このまんまでいるわけがないので今後が楽しみ。だけど駒とは絡んでくれるな。

将軍の命を狙ってる者がいるには「なんと!」おまえの息子が怪しいには「まさか!」とクッソ大きなリアクションで応え、妻の喪中だからと太夫の願いを突っぱねた直後に「妻がいなくて寂しいんだもん」と太夫に迫る松永さんは相変わらずでなによりです(笑)。オリキャラである伊呂波太夫が「貢ぐ男」とは誰なのだろうと思いつつ、このシーンのBGMなんなのコレw。


思いのほか中断が長かったし、大河となると思い出しちゃうこともあったりするんで、中断前のテンションに戻ることはないかもしれないな・・・という不安があったりしたんだけど、変わらず楽しめたことにホッとしました。
撮影現場は壮絶なことになってるでしょうし、この先画面のなかにもそういうものが見えてくるのかもしれないけれど、なんとしてでも最後まで完走できるよう楽しみながら見守る所存です。