この作品（の脚本）は所謂布石がよく言えばとてもわかりやすく悪く言えばこれ見よがしにあちらこちらに置かれていると思っているのですが、「叔父上とメジロ」に対しては叔父上の残念なキャラクター性を補うための関係であり、云わば和み要員としてもはや風景のような気持ちでいたもんで、義龍たちの前で滑稽な踊りを踊りながらも十兵衛に一瞬向けた視線の悲痛さからの、まさか「叔父上の覚悟」のための、こんなに切ないシーンのためのメジロであったとは・・・！と涙目でベテランの凄味に打ち震えるしかなかったです。
史実では道三につくと知ってはいるもののここまで見てきた十兵衛が「なに」を理由に高政との約束というか、借りかな、それがあるにも関わらず道三側に立つことのなるのかと思ってたけど、「叔父上の後を追う」と言ってくれたのは史実とかそういうのどうでもいいところで泣きそうになるほど嬉しかった。十兵衛が一緒に戦ってくれるってよ叔父上！！って。
ていうかモックン道三カッコ良すぎな。逆光がこうまでキマる禿がこの人以外にいるだろうかいやいない。
あー次回が楽しみすぎる。
