『トップナイフ-天才脳外科医の条件-』第9話

マスター役のファンとして最後まで見続ける義務がある

と自分に言い聞かせてもはや惰性で見ているだけなのですが、洗面所で戦隊ヒーローを見つけ、憑りつかれたように次また次と探し、5体揃ったところで洗面台に並べて「息子」の不在を身に染みて感じながら泣いちゃう黒岩にはつられ泣きしそうになりました。トップナイフになるまでの身の上話もありがちだけど“今の黒岩”が語るとなんかグッときちゃうし、「息子」にかつての自分を重ねちゃうのもよかったし。
それだけに、ここで息子との間に「血のつながりはない」という事実が明らかになるのが展開として酷だよねえ。情がなくとも親子は親子だけど、情があっても他人は他人なわけで、息子であれば黒岩が引き取ればいいって話なんだけど、そうじゃないから苦しいし辛いわけで。

そんなわけでラス前にしてようやっと「見続けてよかった」と思えたわけですが、ラス前にしてマスターが小机になんか思わせぶりなこと言ってたけどなんなの・・・。
まあ、(残り話数を考えれば)どうせ誰かを本気で好きになったことがない(好きになれない)ってなところでしょうが、それがわかったところで「ああそうですか」でしかないので最終回もヒアウィーゴーって言ってるだけでいいですマジで・・・。