利政の考えも義龍の言い分もどちらも一理あると思えてしまうだけに、そのうえ帰蝶の気持ちも知ってて板挟みになる十兵衛はさぞかし辛かろう・・・ってのはそれとして（そのまえに利政に「帰れ！」言われて「帰りますう！！」とキレる十兵衛ｗからの「呼び戻せ！」ってどっちやねん！！な利政というコントを入れる脚本上手いわー）（十兵衛の働きを褒めてやりたい気持ちも勿論あっただろうけど、十兵衛をダシに山城守と繋がりたいという思惑から手紙を送ったのであろう久秀もさすがのちゃっかりｗ）、いくらこの時代の資料が皆無とはいえ毎度毎度潜入しすぎだろ十兵衛（笑）。潜入の当初こそ商人・町人を演じようとしてるものの市場を歩いてる姿が商人感皆無で普通にかっこいい人になっちゃってるんですけど（笑）。
そこで「偶然」菊丸と出会って信長の姿を目にすることができたわけですが、これほんとに偶然だったのかそれとも菊丸が先回りして案内すべく待ち構えてたってことなのかどっちだろ。どっちにしても「うん、菊丸いると思った」で流せてしまうのは演者が岡村さんだからだろうな。
ってなわけで、とりあえず、本編でようやっとお目見えした染谷信長のファーストインパクトはわたし的には合格。
まだ一言も喋ってないどころか朝日を背負って海から上陸しようとしてるどっからどうみてもナチュラル猟師なワンカットだけだったけど、どう見ても浦島太郎なのにばりばり月代なこともあってかとりあえずなんだかわからん気持ちの悪さがあって、（特に大河での）信長と言えば登場した瞬間に「怖い」と感じさせるタイプが多いなか、決して爽やかではない（←これとても重要）笑みを浮かべるサイコパス系（それをこの時代では「うつけ」と言うのかも）の印象を抱かせる染谷信長は面白いことになりそうな感じがする。なんといってもゴールがわかっているだけに信長と光秀の「この出会い」にはワクワクしかなかったもん（長谷川博己×砂浜の効果も多少あったけどｗ）。
まあ口開いたらどうかはまだわかりませんけども。予告でもまだ見せないとかどんだけ引っ張るねん！。
帰蝶に言われて「うつけと呼ばれる織田の嫡男」を確認しにいった十兵衛が「この信長」をどう見てどう感じ、そして帰蝶の輿入れを後押しするのか、次回が楽しみすぎるー！。
