『G線上のあなたと私』第9話

これまでなんども気持ちを伝えられそうになって逃げるを繰り返してきたのに「私のこと好きなの?」って自分から聞いたり、なかなかしてくれないからと自分からいくのはいいけど傷があったところにチューとか、也映子めんどくせーな。これまでも也映子は基本めんどくさい人間だったけど、これまではそういう也映子を楽しめてたし人間としての魅力だとも思ってたけど、めんどくさい「女」の也映子はめんどくさいだけだわ。

「今」がすべての理人に対し也映子は「その先」を考え求めてしまうのは仕方ないとして、あたりまえだけど「今」があるから「その先」があるわけで、「その先」が気になって「今」を素直に楽しめないなら「その先」はないんじゃないかなと思う。まあただでさえ婚約破棄された経験があるわけで、「今」という時間を過ごした先にもし別れがあるとしたら次がある理人に対し自分は・・・と考えてしまう也映子の気持ちはわかるけど、だからこそ多感な時期を無菌状態で過ごしてきた(眞於先生やっぱり性格悪いよねw)8歳下の男をあらゆる意味で押し倒す心意気・覚悟がないならば、バイオリン繋がりに戻るってのは判断として間違ってはいない、と思う。
でもそこに「理人の気持ち」は入っていないわけで、也映子と付き合うことになって自室に戻ってまさに”笑みがこぼれる”ってこういうことをいうんだな!ってな感じで顔を覆うクッソ可愛い理人が也映子の言い分を黙って受け入れるとは思えないわけで、恋って面倒臭いものですね。

とまあ也映子と理人の恋の行方は見守るだけですが、幸恵さんのほうはなぁ・・・・・・。なんでこんなのと結婚しちゃったんだよ幸恵さん!と思ってしまうけど、でもたぶん小木目線のドラマを見たら妻に対して同じことを思うのかもしれない。と、思うところがなくはないかなー。だからといって浮気を肯定はしないけど。
ディナークルーズも素うどんも小木なりによかれと思ってやってることではあるんだろうけど、それが幸恵さんにとっては有難迷惑でしかないってところが夫婦の難しいところなのだろうし、幸恵さんの家族のためにとやってることが、その家族からは一人で頑張りすぎてて重いと言われてしまうとか、家族って、というか、共に生きることって難しいよね。
(家族で思い出したけど、理人が也映子と付き合ってるという「確証」を得るために、也映子のことをほめて「ありがとう」を引き出す兄ちゃんの嫁はあなどれねえ!w)


今一番盛り上がり舞い上がってる時だってのに、自分たちの恋愛問題はひとまず棚上げして、そんな幸恵さんのほうが大切だと考える也映子と理人ってのはドラマだからこその展開だと思うけど、そのドラマ的展開がとても嬉しい。ここからどんな最終回を迎えるのか、すごくすごく楽しみ!。