『G線上のあなたと私』第7話

今回ほど幸恵さんの存在がありがたいと思ったことはない。
女子高生じゃあるまいし、三十路に片足掛けてる女が「胸がいたいよー息ができないよー」と号泣するとか馬鹿馬鹿しくて見てらんないとなるところが幸恵さんの「もうっバカねえ・・・」に同調できることで恋愛ではなく人間愛として見ることができるもの。
也映子と理人と眞於先生の三角関係がどうなろうがどうでもいい・・・とまでは言わないけど、なるようになるだろうしなるようにしかならないだろうから見守るだけだし、どんなことになろうともそれは人生経験として無駄にはならんよというスタンスで見ていられるのは幸恵さん目線で見てるからだろう。

ってところでものすごく気になるのはディナークルーズの日に幸恵さんの旦那が休日出勤したってことなんですが。

“家のことをぜんぶ一人で背負って大変なのに大丈夫って顔してるのが「ウザい」と娘や義母に言われてしまう幸恵さん”を演出するために旦那は休日出勤で不在にしたという作劇上の理由ってことならそれでいいんだけど、こいつまさかまだ浮気してんじゃねーだろうな?という疑いがむくむくと・・・。このディナークルーズ自体が浮気バレしたことの罪滅ぼしであるわけで、それなのにまだ浮気し続けてるのだとしたらさすがにクルーズの当日は浮気相手と会うのを控えるだろうし、会ってたんならそれらしき言動(もっと優しい言い方をするとか)になりそうだからまさかそれはないとは思うけど、演じてるのが小木のせいでついついそんなことを考えてしまう。そう考えると「多美に反抗期が来たの~!」ってうれしそうに言う幸恵さんの“自由”も持ち上げてから落とすヤツなのではないかと思えてくるんですけどオノレ小木め・・・!。

あ、あと気になるといえば也映子が弓を送ってきたってんで教室に駆けつけて「これから会える?」と言う理人ですわ。バイクがいい仕事してくれちゃったおかげでタイミングが合わず・・・というザ・恋愛ドラマなシーンでしたが、このとき理人がヘンテコなTシャツ着てんのが気になって気になってw。自宅で勉強してたら弓が届いたってんで着の身着のまま飛び出してきたってなことであって、それはつまり也映子に会う、会いたいってことしかこのときの理人の頭の中にはなかったということなのでしょうが、あの流れで「会おう」ということになったとして、理人がどんだけカッコいいこと言おうがこのTシャツだとわりと台無しですよねw。