『G線上のあなたと私』第6話

今回イチ良かったのは也映子に弦の試し弾きをねだられての「寝るなよ」。
「寝るなよ?」ではなく命令っぽい「寝るなよ」なのがすこぶる最高。
理人の中川くんはなんでこんなにイイんだろうなぁ。理人という役自体は漫画のなかによくいるタイプでしかないし、王子様だろうがツンデレだろうがスイーツとかラブコメの中川くんには全く興味はないはずなのに(監獄学園とか賭ケグルイの中川くん派です)、この中川くんは素晴らしいの塊すぎる。

とはいえバイオリン教室から出た話になったらさすがに恋愛要素が強くなってきちゃって、ドラマ自体はちょっと失速しつつあるかなー。同じ歳で血液型も星座も同じ也映子と眞於先生の「似てる」「似てない」話はジメジメ・キリキリしててよかったけど(也映子が「眞於先生はいいですよね、わたしなんて誰にも気にしてもらえない」と言い出した瞬間、嫌悪なのか嘲りなのか軽蔑なのか、眞於先生が浮かべた表情が絶品だった。こんな顔する女のことを「放っておけない」とか思う男ってどんだけ単純なんだよと思うけど、でもこういう女だから「放っておけない」と思わせることができるのだろう)、理人にくっついてる女の存在とかどーでもいいし、理人の嫉妬心を煽るためとはいえ“親の病をキッカケに別の女と結婚するつもりだった元婚約者と元サヤに戻ることを期待する也映子母”ってのもどうかと思うしね。

ていうか婚活やめてトンカツ食べるのはいいけどw、就職活動はどうしてんのかと。幸恵さんの義母の回復具合からして発表会から結構時間たってるよね?。それなのに就職が決まらないことを焦る素振りがないどころかバイオリンしかやってないっぽくって、もうちょい現実見ろよ?と言いたくなる。そういう意図が込められた回なんだとしたらわたし思いっきり乗せられてるけど。

その点いつも言ってるけど幸恵さんの存在・視点がほんっとーーーーーーーーにありがたい。幸恵さんの「若返りたいわ~」があるからこそ『若者の恋愛』をその枠の外から見ていられるわけで。
メロンソーダとか今じゃ頼まれても飲まない(飲めない)よね・・・。

北河家のディナークルーズがどんな感じのものになるのか、今わたしが最も気になるのはそれです。