『俺の話は長い』第6話 其の十一「毛蟹と体温計」其の十二「モンブランと亀」

(少しでも多くカニを食べたい)春海に雑炊作ってもらって喜ぶピュアさに対して満とのヒモ談義で見せたおまえもか光司!のギャップたるや(笑)。ヒモとしては満を「さらっと超える」とかクソクソっ(笑)。

心を開いてくれない春海と尻に敷かれてる綾子との三人暮らしは気苦労が絶えなかっただろうから、満という話相手であり同性の存在は有難いのだろうと、それぐらいの感じで見てたけど、光司の満に対する「心安さ」ってのは根が同じだからだったのか。マジで気が合ってんだなこいつらw。
その流れで言うと高平陸が光司さんに興味を抱いてるのも「義父」ってだけでなく女にたいするクズ属性を察知してというところもあったりするのではなかろうか。

満と明日香のほうは期待したほどの面白さはないかな。ていうか、満はやっぱり屁理屈言ってナンボであって、明日香との会話でも言ってはいるんだけど屁理屈にキレがない。やりたいことが見つからないなら嫌じゃないことをやってみればいいという明日香の言葉が刺さったことで、明日香に対する好意を自覚し男女の仲になったであろう満の言動がどう変わるかは楽しみだけど、明日香はたぶん孤独感を埋めてくれる相手であればそれが満である必要はない女だと思うんで、満の屁理屈にキレが戻った途端に「出てけ」と言われる未来しか見えん。あ、でも唐突に出てきた“マラソン大会”の日程がやけに具体的だったんで、女社長の出番は別れておしまいとはならないか。