『仮面ライダージオウ』第48話「2068:オーマ・タイム」

冬映画ならともかく本編でツクヨミ仮面ライダーにするってのはまったくもって思いつかなかったなあ。
いつのまにやら別の時間軸である各世界(地球)=仮面ライダーとして描かれていることや、その仮面ライダーがいないスウォルツ(とツクヨミ)の世界を守るためには仮面ライダーのいるそのほかの世界を滅ぼせばいいというスウォルツの言い分については「そういうものなんで」で考えないこととするとして、スウォルツの世界にはいないはずの仮面ライダーツクヨミがなり、そうすることで最終回前にスウォルツを倒せばいいというシンプルな図式にしてみせたのはびっくり。最終回はツクヨミが裏切る!?ってな話になるみたいだからこのまんま終わることはないとしても(ツクヨミさんはほんと最後までツクヨミさんですね・・・)、ラス前の段階でこの状態にもってきたのはちょっと感心したわ。

ていうか、(過去からやってきたソウゴを見て「その手があったか」と過去へタイムトラベルすることを思いつくゲイツという卵鶏問題や、これキッカケで1話になるんだとしたら「未来のオーマジオウを抹殺する」気マンマンだったゲイツ人間性に今更ながら疑問が生まれてしまうことも考えないとして)ちゃんと主人公自身がその力でもって「未来を変える」ための働きをしてみせて、それにより1年通して「敵」として描き続けてきたオーマジオウに力貸してもらったことはともかく(ともかくじゃないんだけどさw)お前にはなくて俺にはある「仲間」の存在が最終決戦の鍵を握る力を得るというこの流れにはうっかり感動しそうになったし、ていうかていうかツクヨミに自分の?ジクウドライバーを投げ渡すウォズがやたらめったらカッコよかったんで今のわたしは妙な満足感でいっぱいです。
「あれあれ、ボクにもその力を分けてくれたこと忘れちゃった?」とかいいつつ『ここぞのタイミング』で士のピンチに現れる海東が海東でしたし。海東さんが10年経って時止め能力という鬼に金棒的な力を手に入れたこと、今のところこれがわたしにとってはジオウ最大の収穫です。