『凪のお暇』第3話

なんかよくわからん。

慎二に「好きじゃなかった」ときっぱり別れを告げ(慎二には「付き合ってたつもりなんてないけど」と言われはしたけど)、その足で隣人宅に『そのつもりで』上がりこみ目論見通り関係を持つ凪も浅ましいと自覚してりゃいいってもんじゃないよなというイラっと感があるし、一方的に近所に越してきて勝手に婚活パーティに申し込む坂本さんは問答無用で気持ち悪いし、ハロワ帰りにお茶しましょうって言って向かった先が婚活パーティだったってことはそんなに都心の会場じゃないと推測するけど、そんなところにわざわざやってくる足立さんも諸々アレだし(都心の会場だと知り合いに会う可能性があるからあえて郊外を狙って参加してるのではないかと予想)、慎二とゴンは言わずもがなで登場人物がこぞって気持ちが悪い・・・というより気味が悪い、かな、そんな感じなんだけど、もしかしてこれ夏のホラー感覚で見るのが正解なのか?。

で、こうなると、これからは「メンヘラ製造機」であるゴンから凪を取り戻すべく、今度はほんとうに好きにさせるべく、好きだと思ってもらうべく、慎二が必死で変わろうとする話になるんですかね?。

視聴者目線としては慎二の言動は好きな子に対していじわるしちゃうののハードコアバージョンだということはわかってるんで(家庭の事情も判明したし)慎二頑張れガンバレ慎二!という気持ちはありますが、でも少しでも変わることができたとしても慎二は凪ではない別の女性と変わった自分で付き合うほうがいいと思うんだよな。慎二は凪と付き合ったことで変われたし、凪も慎二と付き合ったことで自分を見つめ直し自由に生きるためにジャンプできた。それでよくね?。

ゴンはもう「女が言って欲しいことを言ってくれる」ってな男ってだけで、クラブでゴンを待ってる女達はみんな一度ならず「欲しい言葉をもらった」んだろうし、それが欲しくてゴンを待ってるんだろうし、凪だけが特別ってことじゃないよね。これから先はどうかわからないけど、ゴンの性根は変わらないだろう。変わりたいだなんて思ってないだろ、この男。

たぶん今の凪はそこいらへんを理解というか自覚はしていて、それでもゴンのことを好きだと思ったから川を飛び越えることにしたのでしょうが、まあ・・・溺れるんだろうね。ズブズブになっちゃうんだろうよ。それがメンヘラ製造機と呼ばれる所以なんだろうけど、ボロボロになった凪に今度はちゃんと本心を伝える慎二、なんて陳腐な展開だけは勘弁な。


・・・ってなところをどう裏切ってくれるのか楽しみ。