『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』最終話

いやいやいやいやなんだこれ(笑)。
手術の規模というかレベル?はわたしが思っていたようなものではなく、未経験の天春先生でもやってやれないことはないというか「やります」でやれちゃうようなものだったんでそこはまあいいとして(その程度と言ってはいけないレベルの手術なのかもしれませんが、でもその程度の手術をやれる医者がいない「総合病院」ってどうなの?とは考えまい)、「僕がやります」という五十嵐はカッコよかったです。確かにかっこよかった。でもそれだけだった。開始10分程度で最終回最大の「見せ場」は終わってしまって、あとは責任がどうの内心バカにしてたんだろうだのなんのでただただ時間が過ぎていくだけで(個別のお別れタイムのなかで鏑木先生とのソレだけはよかった)(あと院長から五十嵐の秘密について知らされたあと、よりによって軒下さんにそれを教えようとするとか誰でもいいから言いたくて仕方ないんだなwってあたりもw)、いやあ・・・久々にここまで酷い「最終回」を見たわ(笑)。

いくら病院が閑古鳥だからってタクシー使って駆け付けるほどの距離を「五十嵐の見送り」するために放射線科全員で行くとか馬鹿展開すぎて呆れるし(なんのために個別お別れタイムがあったのかと)(てかそもそも天春病院がマスコミに騒がれたのは技師が医療行為を行うのを“目撃”し、問題にすると息巻いてる医者と辻村先生とのやりとりを聞かれたからで、その時辻村先生が「彼は技師として働いていますが医師免許を持っているので何も問題ありません」と言っていれば麗洋医大(って天春病院の上部組織なの?)で問題視されたとしてもマスコミが騒ぐようなことにはならなかったよねえ?。自分の口からそれを言う権利はないと思ったんだとしても、「医師免許あります」を言わずして「大丈夫なんでそうっとしておいてください」なんて言っても通じるはずがないわけで、つまり「マスコミバレ」したことについては辻村先生に責任があると言っていいと思うの。それなのにどさくさ紛れに天春の手を掴んだうえになにちゃっかりお前まで見送りに行ってんだっての。『仕事中だから』ということもあってか躊躇する天春の背中を押してやるべくタクシー乗り場まで強引に連れて行くだけだと当たり前に思っていたので(天春をタクシーに乗せて「ちゃんと見送ってこいよ」とか言って送りだしてくれたのだとばかり)、バス乗り場までちゃっかり付いてきてんのにはわたし( ゚д゚)って、まさに←こんな顔になりましたわ。なにナチュラルに混じってんだよお前・・・)、杏ちゃんが唯織との約束を全く思い出さないまんま「新しい約束」して終わるってどういうことよ?。

ていうかその「新しい約束」ってなに?「私負けませんから」ってのがそれなの?。唯織は「杏ちゃんを支えるため」に技師やってるのに「負けません」とか言ってる杏ちゃんバカみたいじゃない?。
こんなバカみたいなことになってんのは唯織が「約束」について杏ちゃんに言わないからじゃん?。子供の頃にこれこれこういう約束をしたのでそれを果たすために技師として天春病院に来ましたと言えばいいだけじゃん?。それ聞いて思い出すか出さないかは杏ちゃんの問題として、言うだけは言えよと。なに勿体ぶってんだよってな話。
続編をやるつもりだからそれについては触れずに終わるのでしょうが、初回からずっと言い続けてるけど「医師免許持ってるけど技師として働く」というその設定そのものを受け入れ難いんで、その根幹である「約束」について初回から最終回まで11話も付き合い続けたのに一ミリも進展がないとか時間の無駄だった感ハンパないんですけど。

つーか原作はどうか知らんけどドラマとしては医師免許を持っている(=それだけの知識と技術がある)ことを『周囲が知らない』からこそ五十嵐無双が成立してたのに、それを知られてしまったら五十嵐がいくら病気を見つけ出したって「医師免許持ってるからね」で終わっちゃうとしか思えないし、勝手に検査する暴走行為も「だったら医師として働いて正式にオーダーだす」ことでなんの問題もなくなるわけで、「約束」の行方はともかく続編をやる意味あんのかと。
・・・もしかして来週放送されるという2時間SP(という名の8割方総集編でしょ)で「約束」に決着がつくのか?。だったら普通に次週最終回でいいじゃねーかってことになるけど決着がつくならもうなんでもいいです。