『騎士竜戦隊リュウソウジャー』第7話「ケペウス星の王女」第8話「奇跡の歌声」

地球だけの話ではなく「別の星の王女姉妹」などという存在を出す気があるなら吹越さんはリュウソウ族の王でういはその娘(姫)で長老は先代からずっと王族に仕える知恵袋ポジションの「じいや」で、リュウソウジャーはその「騎士」ってな設定でよかったんじゃ・・・なんてことは今更もうどうでもいいです。コウとトワが笑顔でハイタッチし、バンバとコウたちが拳ごっつんこしたことでようやっと「5人の仲間」になりましたってだけで良しとする。結局なんの理由もキッカケも盛り上がりもなく普通に仲間になっちゃったものの顔を逸らしつつも拳はしっかり出すバンバ兄さんのデレ方はとてもよかったし、すっかりペット扱いのティラミーゴは可愛いし、アスナが一気にキャラ立ちしたし(紅一点だというのに怪力に加えてド音痴とはww)、なんとか1年付き合えるかな・・・という希望がほんの僅かでも抱ける(気がした)前後編であった。

が。

フエソウルで騎士竜たちの「影武者」を作れるとかそれいいの?。それができるならいっぱい作って数で圧倒すればいいって話にならない?(そういう展開になったときにフエソウルを使わない理由付けができるの?)。
ていうか「影武者」だから破壊されてもオッケーって、命に対する価値観的にすごくモヤモヤっとしたんだけど。
「影武者」という言葉を使ったけど、魂の入ってない、同じ姿であるというだけの存在ってことならともかくエネルギー体を食べて「まいうー」っつってたじゃん。そういう反応をするってことは“空っぽ”な存在ではないってことだろうに、それを爆破するってのは気持ちよくはないよね。
なんでここティラミーゴに喋らせたんだろう。喋れるようになってることを7話の冒頭で見せて、でもここでは喋らない。それは単なるガワをコピーしただけの存在だったからってな話運びだったらなるほどそういうことだったのかで納得できるのに。

もっと言えばフエソウルをここまでの回で出して、そこでフエソウルでコピーされたものは例えば一定時間で消えてしまうとかさ、その瞬間は元の存在を完全コピーしたものとして存在してるけど幻みたいなものだからってな感じで説明を入れておけばよかったのに。そもそも「〇〇ソウル」の成り立ちというか入手経路が不明だし、今現在リュウソウジャーの手元にどれだけの「〇〇ソウル」があるのかもわかんないし、それを探してるふうもないし、なんの前振りもなく出されてもそんなの四次元ポケットと変わらない便利アイテムみたいなもんで、なんでもありじゃんとしか思えないよ。
敵の作戦の真似をして騎士竜の影武者を破壊させるという作戦自体はアリかナシかで言えばぜんぜんアリだとは思うけど、その見せ方描き方に工夫も気遣いも感じられないから不快な感情だけが残るのがほんっとにキツイ。

あと再会できたと思ったら妹はワイズルーが成りすましてる(化けてる)偽物なのに「音痴アレルギー」という体質もそのまんまコピーしてるという謎設定には目をつぶるとして(それが戦闘の行方の「鍵」だったわけだから本来なら目をつぶっちゃダメなんだけど、それくらいスルーできなきゃ見てらんないから・・・)妹のほうがマイナソーの生み主だったのはいいんだけど(ミスリードだとしても演歌歌手の人の設定なにあれ・・・実は風邪ひいてましたって・・・)マイナソーの中に取り込まれてて、こんな状態になってんの8話にして初めてだけどこんなことできたんだ?と、巨大化したマイナソーの体内(中心)に生み主の人間がいるとなるとマイナソーを倒して終わりではなく生み主を救出する必要が出てくるけど、これからは毎回そうなるの?と。ならないならなんで今回だけこんな状態になってたの?と。そこいらへんちゃんと考えてんのか甚だ疑問。
それに、今回ドルイドンの幹部?がリュウソウジャーの拠点に入り込んだわけだけど、それについてなんら問題視されることはないんだろうなぁ・・・・・・。

って、結局これまでと同様文句ばっかりになっちゃったよ・・・。