『騎士竜戦隊リュウソウジャー』第6話「逆襲!!タンクジョウ」

前編にあたる前回の感想でわたしは

これまで何の疑問も抱かずというか“正しい選択肢(の一つ)”として『マイナソーの生み主を倒す』と言ってた兄弟だけど、「マイナソーを倒しても毒は消えない」ことがわかった。つまり、マイナソーを倒すために生み主(人間)を亡き者にしたとしてもマイナソーに攻撃を受けた人々の状況は改善しないということが“あり得る”ってことだけど、なぜ兄弟はその可能性を考えず?「生み主を倒せばマイナソーも倒せる」と言い切ってたのか、これについてどう落とし前をつけるつもりなんだろう

と書いたのですが、


マイナソーを倒してもトワの毒が消えない!?確かに倒したはずなのになぜだ!?→マイナソーは双子でした


ズコー(笑)。


結局トワとどんな関係だったのかノー説明だったさなえのマイナス感情が、仔犬を捨てる身勝手な人間に対する怒りと仔犬を助けられない自分に対する絶望といった感じで「二つ」あるとかだったら双子マイナソーでもまぁ納得だけど、そういうのなんにもなく(強いて言えば生み出されたマイナソーが「ケルベロス」だったってところから予想できないことはなかったけど)ただ「双子だった!」って、さすがにこれには笑うしかないですw。そんで一人っ子だったらバンバが殺っちゃたせいで解毒剤作れずアウトだったけど、なぜか双子マイナソーだったってんでそいつで解毒剤作れんじゃん!よっしゃラッキー!はいいけど解毒剤作る方法知ってんの?と思ったらケバブ屋にジョブチェンジしてた長老がちょちょいのちょいで作ってくれました!でさらに笑ったw。こんなテキトーな話ある?w。

てか解毒剤云々ってのは「トワくんを苦しめてる毒はこの地球には存在しないものらしい」「でも毒を持つ生物の血液や組織があればなんとか解毒剤は作れるそうだ」と知り合いの医者から聞いてきたういパパの話によるもので、それなのになんでコウたちは長老のところに牙を持ってくのよ。長老にそんなことができる(ことをコウたちが知ってる)ならういパパのこのセリフいらんだろ。
つーかマイナソーを倒したのにトワの毒が消えないのはマイナソーが双子でもう一体いるからというならば、いつも通りもう一体を倒せば毒は消える、つまり解毒剤を作る必要はないだろうに、なぜか「倒せばいいだけ」という考えは皆無で解毒剤作りありきの話になってる時点で「???」だけどさ(まあそれはマイナソーを倒しても毒が消えるという保証があるわけじゃないから、確実を期して解毒剤を作るってことで納得するとしても、それこそメルトあたりにそれを台詞で言わせてほしい)。

挙句初めての五人揃っての変身、初めての全部合体だってのに、心がピクリとも動かないままタンクジョウ様が宇宙で爆死。

巨大化したマイナソーをグッサリ一突きで仕留めたのはカッコよかったものの初めてファイブナイツになって必殺技を発動したはずなのに「アルティメットスラッシュも効かないのか!?」って、いや初めて撃ったんだからどんだけ威力があるのかわかんないだろうと、そういう台詞は何度か敵を倒してから使うもんでしょうよ。つーか初の五人変身だってのに等身大戦ナシとかマジでなにかんがえてんだか理解できない。これでどう燃えろと?。

今年は黒派のつもりでいたけど、弟の命の危機に対しまたもや生み主殺そうとしただけでなにもできなかったくせに「仲間だとは認めてない」とかなに言ってんのこの人・・・ってな感じになっちゃったし、つーかこのタイミングで仲間にならなかったらどうすんの?。弟の命を助けてもらう以上に歩み寄るにふさわしいタイミングがあるとはわたしには思えないけど。2話使ったというのにさなえがマイナソーを生みだしてしまった「マイナス感情」についてはなんのフォローもないし(せめて「仔犬の貰い手も見つかったし」ってトワに言わせるぐらいしろよって)、毎回これで感想締めてるけどこのままじゃマジでやばいと思うの。