『インハンド』第1話

P様が片手ロボットハンドの変人天才で(なんの天才だかは知らない)、濱田岳菜々緒のトリオ構成という事前知識しかなかったことが幸い?したのか、素直に「面白い!」と思える初回でばんざーい!。

つーかわんこ!まっしろもっふもふわんこがいるじゃないか!!。(冒頭のゾウとの絡みを見た瞬間は「あ、これヤバイかも・・・」と思ったものの)リクガメも蛇さんもいるし、なんだよワクワク動物ランドならそうと言ってくれよ!。

とまあまずは動物に食いつきましたが(当然です)、P様の紐倉教授と濱田くんの安家だか高岩(だっけ)だか高家菜々緒の牧野がしっかりキャラ立ちしてる&トリオとしてのバランスがとてもよく、SM対策室の立場、霞が関でのパワーバランスを描きつつ事なかれ主義のクソ上司かと思った光石さんが「単なるクソ上司ではない」ってところまでしっかり見せていて、キャラと世界観(雰囲気)の説明としては文句なしの初回と言っていいと思う。今期は初回で早くも「ダメだろコレ」となるドラマが続いてるもんで、面白いと思えるだけでなんかもう・・・ありがとうP様!!という感じ。

てかなにがいいって紐倉教授がP様に合ってることよ!。原作知らんから実写化として合ってるかそうじゃないかはわかりませんが、テンション低めで表情の変化に乏しく一本調子で喋るというP様の特徴がすべて良いほうに転がってるとかまじ最高ですよコレ!。土手で寝っ転がって「奇遇だね」なんて言ってもキャラとして違和感皆無とかさあ!。
もっと言うとスーパー主人公じゃないところがいい。隙を突かれて背後からスタンガンばちばちされた高家はともかく相手(オッサン)を目視してるのにアッサリ捕われてて、それもまた相手の出方を見るためなんじゃないかと思ったら普通に捕まってるとかダメじゃねーかwwってなヌケ感のあるところもいいわー。

いやあ、まさか藍沢たんに続くP様のはまりキャラがこのドラマで生まれるとは思わなかったよね。

事情には同情するけど3人殺っちゃってる江里口さんに未来はさすがにねーだろって話だけど、それでもあの研究室を見て、その努力を認め、復讐のためにこんだけやれるなら新しい薬を作ることができるんじゃないかという未来を提示する、それは紐倉の生き方なんだ・・・という話の落としどころも悪くない。

関係者のうち3人が「死」という報いを受けたのに事務次官(相島さん)は退職金を満額貰って天下り高家をクビにした院長(僕蔵さん)も特になにもなし・・・ってのは胸糞だけど、菜々緒が「絶対リベンジしてやる」っつってたからそのうち牧野と高家が仕返しするのだろうという今後の楽しみの一つと思えばいいし、次回が楽しみと思えるだけでほんと嬉しいよ(今期どんだけダメなのかと・・・)。